2018…6-9/10~10/30
#呟怖
母に会いに行った。
綺麗な庭園を眺めながら紅茶を飲む母は「あなたもいかが?」と言って微笑む。
白衣を着た男性が近くを通り母に気付くと「○○さん、今日は娘さんがお見えなんですね〜」とにこやかに母に言う「やだわ、先生、私娘なんていないわよ」
そう聞いた途端私の足がぼやけ消えるのを 2018年10月30日 0:46
#呟怖
1.生の花
2.生木
3.プラスチック
4.ビニール
5.ガラス
6.水分を多く含んでいるもの
7.動物の死骸
8.人間
燃えにくい、もしくは燃えないため焼却炉に入れるべからず。
焼却炉側の壁にはりつけられている注意書きのポスターは冗談なのか何なのか、パタパタと熱風に煽られながらもそこにある。
#呟怖
めちゃくちゃにしてって言ったのに、どうして君がめちゃくちゃになっちゃうの?
2018年10月28日 16:28
#呟怖
きらきらと
きらきらと
暗闇を緩やかな弧を描き
滑る星屑は
死者からいでた魂と
等しい数あると
その星屑は
決まって同じ里に落ちる。
光り輝く里を見たと
空飛ぶ夜鷹から聞いた。
#呟怖
ガタガタッ、ドン。
目の前に鬼がいて驚いた拍子にイスを倒し尻もちをついてしまった。
あたりの様子をうかがう。
大丈夫。誰も気づいていないな。
まぁ当たり前か…。
鬼は消えていた。
立ち上がると、鬼が現れた。
ガラス?
鬼は俺か。
まぁそうかもな。
返り血に染まったまま微笑んだ。
2018年10月18日 8:24
#呟怖
娘が突然
「うん、殺しとくね」
と、私に言った。
2018年10月17日 6:06
#呟怖
「君は僕の全て。暗闇に手を伸ばし僕を明るい所に引き上げてくれた。
これで僕はまた自分を暗闇に落とす事ができるよ。ありがとう。」
#呟怖
セルフ洗車機に車を入れて泡が窓ガラスを滑っていくのをみていた。
油膜が顔にみえる。
随分前に亡くなった母を思い出した。
ああ、今日は命日だったな。
#呟怖
綺麗なかわいいままでこの世から消えたかった…な。
ああ、…思い出はいつ…も綺麗。あー…そう言えば冷蔵…庫に美味しいプリン…のこしたま、まだっ…たな
ドラム缶からコンクリート詰めにされ発見された女性の身元は人気アイドルグループの桐崎カレンさんと判明いたしました。なお、犯人につ
#呟怖
あの先に君の生きる場所がある。
さぁ、行っておいで、2度目?もしかしたらもっとかもしれない人生の始まりだよ。
#呟怖
へぇえ、いい女だなぁ。殺りてぇなぁ〜
なんだよ、お前、オレよりやる気じゃねーか!ヨダレまで垂らしてへらへらしてんなよな、そんな事じゃ逆に殺られるぜ?
#呟怖
ねーねーおかぁさん。
ねぇねぇーおかぁさん。
ねーねーおかぁさん。
ねぇねぇねぇ。
ねぇねぇーおかぁさん。
もう、僕、逝くね?
#呟怖
最近フォローされた廃墟を紹介する方のホームを見に行った。違和感がある。いくつかの同じツイートが繰り返し呟かれている。確かに目にした内容だ。だが、自分がいましがたタイムラインで見たツイートが無い。そう言えばこの間目にしたものも無いな…
2018年10月10日 7:23
#呟怖
ああ、素敵な旅だったねぇ。
車両の下から回収した轢死体の1部がそう呟くのを聞いた。
#呟怖
一緒に遊んでたんだ。そしたら急にいなくなっちゃった。
あれから20年。時々あの子のもういいかいが聞こえるんだ。
こどもの声のまま、どこをさまよっているんだろ?
#呟怖
あなたにあいたくて写真を眺める。その写真は随分前のものだけれど、仕方がない。
あいたいあいたいあいたいあいたい
せめてひと目、声だけでもいい。
ふと気づく。あの人の写真のはしにうつる、大きな窓ガラスにわたしがいる。
生霊なら、ちゃんと記憶を残してほしい
2018年10月6日 22:23
#呟怖
えっとーこの写真はー
家族で撮りましたぁ。パパは口がないので、お口のついた袋、わたしは片目がないのでぇおめめのついた袋、ママは全部ないからもう袋はいらないんだって!
#呟怖
さよなら
テーブルに残された見覚えのないかわいいメモ用紙に書いてあった。
引きこもりのひとり暮らしなのに。
2018年10月5日 3:55
#呟怖
他人に迷惑をかけず、他人が望む事をしてあげられる人になりなさいと言われ育った。
あの人たちは死にたいと言った。
「えー寝ぐせひどーい。もぅしにたーい」「は?今日テストだっけ?あーもう死にてーなんもしてねー笑」
迷惑がかからないようにそっとね。
2018年10月4日 6:52
#呟怖
友人が変な体操をしたら変な態勢になって戻らなくなったので、とりあえず飛び蹴りを食らわしてみた。
え?
友人?治ってすっかり明るくなりましたよ!
顔は変な方向を向いていますけど、いつもへらへら笑って。
#呟怖
悪霊が私を捕まえた時、私は心底ほっとしたのよ。
お前が一緒じやなくて良かったと思ったから。
それなのに、それなのに、お前はなぜ、ここへ戻ってしまったの?
#呟怖
口は災いの元というから綴じたの。
そしたらね、耳から気が生えてきたの。
その木は蕾が付き、花が開く度に今まで我慢していた言葉をつぶやくの。
ころしたの、だって、やらなきゃ私がころされてた。
#呟怖
僕の仕事?
眠らせ屋だよ。
眠気誘うダンスであっという間にねむれるよ。
但し目覚めることはないのだけれど。
#呟怖
はぁ〜い!ようこそ!ホストクラブイタコへようこそぉ!!ぼく、ナンバーワンホストのイナズマだっよっどぉーやらお客さん、ぼくとの出会いは運命的だったみ・た・い!朝からお待ちかねの子がぼくの後ろに来てくれてるよ
#呟怖
幼稚園から帰った息子が、お母さん種植えていい?と聞くのでいいわよ、丁度トルコキキョウのそばが空いているからというと、1人で植えにいった。どうせ水をやり忘れ芽はでないだろうと思ったけど、息子は毎日水を与えた。
見た事ないわ。こんな植物。
#呟怖
ああ、なんて美しい娘なのだろう。窓から見える隣家の娘を自分の物にしたい。毎日そんな気持ちを抑え込み玩具の小さな鳥籠を目に当て、自分だけの小鳥を手に入れた気持ちになる。
しかし、彼女は毎日見ても、あの服、あの姿。もうかれこれ10年変わらない。
#呟怖
家族もいる。両親もまだ現在。友人もいる。仕事も順調。でも、ずっと孤独感が消えない。
過労死した父が私に言う
2018年9月15日 0:31
#呟怖
友人が最近人の寝相に興味があるといい、色んな人の寝相をビデオにとっている。オレのとこにも来たが友人が血相を変えて部屋に飛び込んで来た。手には御札を握りしめている。
「お前、夜へ、変なのがく、首を」
そう言えば最近しょっちゅう寝違えてるな…。
2018年9月14日 10:15
#呟怖
「おかしいわ…」
彼女は自分の姿を朝露でみてそう呟いた。
「私の体、あんなにも美しくみずみずしい緑だったし、柔らかく暖かでそして儚い姿だったはず。目覚めたら、カラスのように黒い、硬い。」
風が彼女の羽を揺らす。彼女は驚いた。体が浮いた
「私!蝶になったのね!」
悲しみは去った。
#呟怖
「あら、あんた、まだそんなダッサイ生命維持装置付けてんの?私の見なさいよ!かっこいいでしょ!」
意識しかない世界でも上下関係はあるのかと私は辟易してこの世を去ることにした。
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