暇人の戯れ言

仮名絵 螢蝶

第1話 なんとなくエッセイでも書いてみる



暇を持て余した男、それが私。カクヨムでは"仮名絵蛍蝶"と名乗って駄文屋なんぞやっております。ええ、おぜぜを頂いておりますよ。ロイヤリティプログラムにゃ参加しておりますんで。カクヨムリワードで呑む酒うめえ(笑)


趣味の話や時事ネタなんぞを、戯言風に書き散らかそうかと思ってエッセイを始めました。


最初のお題は「アメリカ大統領選」です!……わー、固いネタですねえ。


ところがどっこい、超大国のトップを決める選挙ってエンタメ要素がかなりあるのです。まず、選挙といっても"大統領を指名する選挙人を選ぶ選挙"なのですね。実に面倒臭い(笑) ま、州によって選挙人が割り当てられてて、その州を制した候補が選挙人を総取りするってシステムなのです。(一部の州では例外あり) 


勝者総取り、いかにもアメリカ的ですな。なので総得票数では勝ってるのに、獲得した選挙人の数で敗れる、という結果もあり得ます。事実、前回の選挙ではヒラリー・クリントンは得票数ではドナルド・トランプを上回りましたが、獲得選挙人数で敗れた為に、落選しました。


アメリカには共和党と民主党という二つの巨大政党があって、自分の党から大統領を出そうとする訳なのですが、重要なのはスイングステートを制する事です。接戦州なんて呼び方もするんですが、ここを取れるかどうかで勝敗が決まります(大抵はね) 例えば大票田のカリフォルニアなんてガチガチの民主党の地盤で、共和党の大統領候補は逆立ちしたって勝てません。いくら多数の選挙人がいるからって、取れないものは取れない。必然的に大統領候補は、どっちに転ぶかわからない州を中心に遊説して回ります。今年は新型肺炎の影響でいつもと違う感じですけど……


日本の選挙と大きく違うのは、より攻撃的な事ですね。対立候補の悪口はバンバン言います。相手を貶めるテレビCMもガンガン流します。日本だとテレビCMは、自党のイメージアップ戦略が主ですが、そこはアメリカ。ピラニアみたいに相手に噛みつきます。よその国から見ている分には実に面白い(笑)


で、私の完全なる主観、独断と偏見で評論させて頂ければ、今回の大統領選は……「危険な男VS退屈な男」です!


口の悪いトランプ候補は、スリーピージョーなんて言ってますけど、確かにジョー・バイデン候補はよく言えば堅実、悪く言えば退屈な政治家なのですね。政治家歴が長く、副大統領までやってたから新鮮味もない。エンタメ要素たっぷりのトランプ候補とはまさに好対照でしょう。


色んな意味で面白いトランプ候補と面白くないけど堅実そうなバイデン候補、果たしてどっちが勝つのか。私はバイデン候補だと思ってます。


あ、世論調査で有利だからって訳じゃないですよ。私は世論調査ってものをまるきり信用してないので。サンプル数が少ない上に、設問次第で誘導も可能なものに、信頼なんておけません。私がバイデン候補が勝つと思う根拠はブックメイカー、つまり賭け屋さんのオッズです。これがバイデン候補に有利と出てる(と聞いた)ので、トランプ敗北と予想しているのです。競馬のオッズは的中する訳ではありませんが、大まかな強弱は外さないみたいなものですかね。


まあ、負けてもトランプ候補は素直に白旗は上げないでしょうけど。超大国のリーダーを決める選挙って調べてみると色々面白いですよ? 同盟国のリーダー選びは、日本にも大きな影響がありますから、関心を持って見物するのも悪くない。


でも、4年前の再現が起きたら、私の見る目のなさが証明されちゃいますね。


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る