FRIEND

坂道を駆ける 私の花嫁よ。あなたの番いとそのうちに捧げます


雨漏りの筋道をこの目で確かめる メリーゴーランドのだまし絵に

それぞれ 赤いガソリンを撒いた

数列は炭に盆に潜っていくありさまを眺める


メトロノームに棄てたいだけの 空虚な興梠はいつ鳴くのだ


輪廻転生を計る重さに見合う月夜はどう映るのか

照らされた花々を足蹴に置いても。夕闇は干され、ただ奔る走る

今日和、垂れ流す弱い心、果たしてRadio狂想曲

なまくらな絆跡に絆創膏を貼って経過観察。

練習をサボってしまった、残存ガールフレンドと臆病な魔物たち


これは 一遍の華なのだから。

改めて混ざった、電卓と頭痛を撫で 負けた地で膝を抱える

胴にも届かない 夏の聖典

休日の宿題は君に任せて 流れの緩い川に飛び込む、

凍えるメシアの弾薬

失くした平行武装、して 。

僕らはいつも塔の上の濡れたラプンツェルになりたい


答えを導けないイコールにくすねたあまりの、リキットの芳香

向日葵は萎れ ただ種を撒いた。らしく、運命の花火があがる。

昨夜の血濡れた道 届けられない

おしろいはべとりと境を描き出し

溶け残った麦茶の熱だけ滲ませ、素肌の障りに夏の陽炎を想うばかりだ


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