まがいなりにも

海の中に焔を散らしている、魂を燃やす花があった。

 和蝋燭に描かれた偽りは水面下で生き続け、そして我侭に尽きる

 

私の唇から紡がれるであろう旋律に、敷き詰められていく。死した途は そのうちがわへ染み込んでいく。良くも悪くも必ず訪れる未来へむかい。

 

 揺蕩い 乾涸びて

 ただ砂利道は光沢を帯びて虹色にぬかるんで

 

足をとられては進む、その先はあかぬけては 眩むほど、この身を喰らい、暗い昏い眼差しの先は

途切れる事は無く、か細く続いている。いつまでも離れやしない、ながめみるは幽なる燐光のようで。

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