魔物図鑑(手書き)その一
注 本項に記載されている情報はあくまでも筆者の独断と偏見によって構成されており、現時点においてその真偽を確約するものではない。
まあ要するに、手書きだからあんまり信用すんなってことだ!
蟻
攻撃 D
防御 C
敏捷 D
繁殖力 A
雑食性 A
??適性 A
???? E
宝石 紫色 アメシスト
魔法 練土
高い知性と手先の器用さを持ち、農業などを行うこともある真社会性生物。その反面応用力に乏しく、技術を発展させることは苦手だと考えられる。
食性や形態などから地球の蟻とシロアリが混交したような生物でないかと思われる。蟻なので生物学上は全て女性。
魔法は土を分解、結合、操作する能力で、戦闘には向かないが、道具作りに向く。
女王蟻
攻撃 D
防御 D
敏捷 E
繁殖力 B
雑食性 A
??適性 A
???? C
宝石 紫 アメシスト
魔法 テレパシー
蟻の女王。女王とはいうものの人間の視点から見て女と言っていいかは不明。
基本的な体の仕組みは働き蟻と変わらないが、使用する魔法の性質が大きく異なるため別枠として扱う。
通常より強化されたテレパシーを魔法として使い、様々な生物と距離があっても会話できる。
リンゴ(渋リン)
攻撃
防御 B
敏捷
繁殖力 A
雑食性
??適性
???? C
宝石 薄緑色
魔法 土棘
蟻の主要農作物。見た目はリンゴだが恐ろしく渋いため柿のタンニンが含まれていると推察される。成長が異常に早く、適切な栄養さえあれば夏から秋にかけて実をつけ続ける。
魔法は土の棘を作る魔法でコンクリート程固くはない。それでも人間が素手で壊すのは苦労するだろう。
ヤシガニ
攻撃 B
防御 B
敏捷 E
繁殖力 D
雑食性 B
??適性 D
???? B
宝石 ?
魔法 プレスクロー
幼生は川や海にいるようだが、成体は陸上で生活する。非常に殻が固く、戦闘力は高いものの、単独で行動することが多く、魔物にしてはあまり知能が高くないため、強い割に戦いやすい。
鋏を伸ばす、あるいは強化する魔法。シンプルだが強力である。一度伸ばすとチャージが完了するまで魔法は使用できなくなるようだ。
生姜(辛生姜)
攻撃
防御 B
敏捷
繁殖力 A
雑食性
??適性
???? A
宝石 ローズクォーツ ピンク
魔法 硬化解除
クリーム色の花を咲かせる巨大な生姜。地球の植物ならこれほどの巨大な植物を樹ではなく、茎で自重を支えるのは難しいはずだが硬化能力によってクリアしているようだ。
恐らくカプサイシンを含むため非常に辛い。
魔法は魔物の硬化能力を解除する。特定の条件を満たした場合にのみ発動するためか、非常に射程が長い。
後に判明したが、植物の魔物は魔物に対して有効な防御策を持っていることが多い。
蜘蛛
攻撃 D(C)
防御 D(C)
敏捷 C(B)
繁殖力 B
雑食性 D
??適性 A
???? C
宝石 ?
魔法 糸操作
蟻などにみられる真社会性を持ち、集団で暮らしている。シレーナと呼ばれる独自の宗教を持つ。食い意地が張っており、すぐにだらける。複数種の蜘蛛が使う罠を使用しているため、いくつかの種類の蜘蛛が混じっているのかもしれない。ステータス表記が安定しないのは糸と罠によって戦闘能力が大きく異なるため。
糸を操る魔法を持つ。結合、分解、性質の変化などを難なくこなすほか糸を応用して武器にもできる。もしも数百匹の蜘蛛が作った巣を攻撃することになればすさまじい被害が出ることは疑いようがない。
「んーこんなもんかな?」
ひとまず魔物の情報を書き終えたオレは一息ついた。
トカゲや鷲は情報が少なすぎるので割愛。やっぱりデータ集めとか結構好きなんだよなオレ。これ書いてて楽しかったし。
「あれ? でもなんか忘れてるような」
ネズミについて書き忘れていたことに気付いたのは数か月たってからだった。一応初めて会った蟻以外の魔物なのに……不憫な奴。
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