第87話「血の罠を破る秘策はメイド魂?」


「できますか勇者!!」


 咆哮を上げた瞬間、血のブレスが俺や百合賀を狙う。俺は咄嗟に後ろの一般人の二人に全てを拒絶する聖域引きこもりの味方で保護しながら神刀に魔力を込めて目の前に迫るブレスを斬って消滅させた。


「出来るに決まってんだろ行くぞガイド」


「合点承知の助です元勇者カイリ!!」


 いや、そこはイエスマスターとかなんじゃねえのという言葉を飲み込んで一気に距離を詰めて神刀で血の化け物に斬りかかった。


「なっ……こいつ」


「元勇者、すぐに離脱して下さい」


 俺はガイドの指示を受けすぐに退避すると赤黒い血液が弾薬のように降り注いで地面をクレーターのようにえぐっていた。


「ガイド、何で神刀の能力が効いてないんだ」


「効果は有ったのですが……敵は効果のあった箇所をパージした後に逆に投げつけ砲弾のように使ったものと推測します」


「こっちが液体を固めるのを読んだのか」


 俺は前回のポイズンとの戦いと同様にブヨブヨとした半液体状態のこいつを固めた後に消滅させようとしたのだが作戦が読まれていた。


「当然ですよ……ポイズンにはあなたの力を計る試金石になってもらいましたから、それにしても『世界のための楔ルガールングバム』がこんな所に有ったとは」


 俺は奴が喋ってる間にガイドの方を見て英雄化を使う合図をする。迷っている暇は無い即座に発動して一撃で決める。


「ガイド!!」


「合点承知の……待って下さい勇者」


「どうした……って英雄化が使えないだと」


 気付かなかったが、いつの間にか俺の英雄化が使えなくなっていた。どうなってるんだ。


『アハハハハ……やっと、やっと捉えたぞ勇者ぁ……私の血が入り込んだ!!』


 目の前の赤黒いスライムがドラゴン語で歓喜の声を上げた。もはや形はスライムなのに目の前のそれはドラゴンのような雄叫びを上げていた。


「馬鹿な……お前の『血の支配』は加護がある者には効かないはず……」


「ええ、言いましたよ……勇者。しかし何であなたは敵の言うことなど信じたんですかね~?」


 顔のスライムにも関わらずニヤリと笑ったように見えて俺は舌打ちしていた。そしてステータスを急いで確認する。


(状態異常……スキルの一部使用禁止だと)


「あなたがポイズンを始末した時に、あなたの能力を警戒していました……ですが蓋を開けてみたら上位スキル……なら私の血の支配でも対処できるのですよ」


「元勇者、これでは英雄化が……」


「つまり血の支配の本当の能力ってのは人間を操るんじゃないのか」


 本当に自分が嫌になりそうだ。平和を享受し過ぎて勇者としての勘が鈍っていた。文化祭に命を懸ける学園生活で鈍っていたんだ。


「ええ、血の支配は確かに加護持ちには効かない……ある条件を除けば」


「気付けませんでした……申し訳ありません元勇者」


 ガイドが悔しそうに唇を噛んでいた。だがガイドに依存して頼った戦い方じゃダメだ。何より敵の戯言を信じるなんて俺が甘過ぎた。


「血の支配で操られた人間を助けるために対象の体に触れましたね勇者カイリ、その時だけは救助者のために勇者の加護を無意識に外した。お優しい勇者様だ」


 先ほど金田を支えた時や他にも気絶させた人間の体に触れていた。まさかあの時に既に奴の術、いや特性の支配下に落ちていたことになる。





「ええ『血の支配』とは触れた物全てを支配下に置き操り人形にする、それは説明した通り、しかし強者を支配下に置く事は出来ないのも真実、ただ一つだけ対人間用に作られた私にはスキル封じ、つまり神からの加護を封じる力が有るのです」


(ガイド、お前はどうだ)


(元勇者とリンクしているので私も不可能です。瑠理香さんを呼び戻しましょう)


 そんなことしたら安全圏まで逃がした意味が無い。ここは是が非でも俺が今の状態で英雄化を使わないで倒すしかない。


「魔王様は慈悲深くも人間を家畜として飼う予定だった……その際に人間から抵抗力を奪うためにスキル封じという特性を入れて下さった。私は人間は全て滅ぼすので不要だと思ったのですが思わぬ誤算です」


 奴が機嫌良く演説を続ける中で俺とガイドは自分たちの体をチェックしていく。そして判明したのは最悪の一歩手前という状況だった。


(勇者三技と聖なる一撃は使えます。しかし、それ以外の一般スキルがほぼ使えません。上位スキルも『鑑定』や『英雄化』が使えなくなっています)


「そろそろ気付きましたか……さすがは勇者、全てのスキルを封じる事は出来ませんでしたがポイズンのお陰であなたの使っているスキルが分かりましたので、それだけは封じさせていただきました『英雄化』をね」


「やってくれるじゃないか……それで勝ったつもりか」

(ヤバイ、これマジでマズイんですけど……)


 最近は奥の手解放でヌルゲーが出来ると思ったら敵がこっちの脳筋プレーを全力で潰しに来たんですけど一体どうすりゃいいんだ。


「これで勝負は五分と五分……神から愛された最強のスキルが無い今のあなたで私に勝てますか」


 敵は体の一部を竜の顎のように変形させたもので襲ってきた。それを避けながら俺はこの世界に戻って一番の危機感を持った。理由は二つ、まず今までポイズンも含めて封じ手とはいえ切札が有ったという安心感が消えたという事実。


「防戦一方、いえ避けているだけですねぇ~」


 そしてもう一つはガイドと一心同体でいざと言う時は考える前にガイドが動いて戦えていた勇者時代からの戦法が使えなくなったという点だ。


「快利!?」


「大丈夫……」


 無様に吹き飛ばされてエリ姉さん達の結界前に撃ち落される。情けない……エリ姉さんの顔が不安でいっぱいだ。


「快利、私とのスキルは使えないのか!?」


「今は聖なる防壁何でもガードが発動出来ない。あれもスキルの一つだから俺の力を分けてる姉さん達にも供給が出来ない。今までは結界が破られてもスキルが有るから安心してたけど……」


 実はカップルスキルは例外扱いみたいで使用可能だった。しかし今の段階では『姉式・爆熱無限呪縛の陣ブラコン・バーニング・ゾーン』で封じ込めた後の対処が出来ない。何より使用可能だと言えばエリ姉さんが無理するのは目に見えているから黙っておく。


「しかし何も出来ないのは……せっかく私もお前の役に……」


「ありがとうエリ姉さん……ま、少しハンデが有った方が俺も燃えるからさ」


 俺は強がりを言って百合賀に姉さん達を頼むと全力で突撃した。舐めるなよドラゴン如きがチートが無くなっただけで勝てるなんて思うなよ。


「世界を五回救った勇者の本気を見せてやるよ」


「魔王様を偶然倒しただけの一般人風情が調子に乗るなああああ」


 血の顎を神刀で斬り裂くが効果は見られず防戦一方だ。俺は苦肉の策で目の前に盾を構えた。


「ならば、この黎明の盾で!!」


「そんなもの……ん、それは」


 何か違和感を感じたようだが既に俺の盾は敵の攻撃を受けてヒビが入っていた。だから俺は盾を敵の本体に投げ込むと奴は体内に取り込んでいた。


「よ~し、やっぱ本性はスライムか……盾を取り込んだな」


「……これはっ!?」


「もう遅い、黎明の盾よ……その真価を示せ、爆裂光破陣シャイニングボム!!」


 体内に取り込まれた黎明の盾は光り輝き臨海寸前だ。そして赤黒い血液の塊のブラッドドラゴンは内部から光り輝き始めた。


「お前の大好きな魔王様にも使った技だ……爆ぜろ」


――――ギュアアアアアアア


 竜の咆哮が響く中で赤黒いスライムに亀裂が走り、そこから更に光が漏れ出ると周囲に血液の赤が爆散した。


「よし……これで倒れるとは思えないが……時間稼ぎは」


「……てっきり今のあなたなら女共に泣きつくと思いましたよ」


「どうせ結界を解除した瞬間にエリ姉さん達を操る気だろ」


「その通り、戦闘の勘、それに戦術眼も戻ってきましたか」


 俺の周囲に飛び散った血液の一滴一滴が喋り出す。何重にもハウリングして聞こえて不気味だが構ってる暇はない。間髪入れず炎の中級魔法で周囲を焼き払う。


「私の体を燃やし尽くす……いい作戦です。私が相手じゃ無ければの話ですがね」


「ほざけよ!!」


 血の焦げた独特な匂いと生臭さに顔をしかめるが、その間にも再び集合して元の形に戻りつつある。再生するのは一瞬で燃やせたのは一部のみだった。


(元勇者カイリ……聞こえていますか、今あなたの心に直接呼びかけています)


(懐かしいネタ仕入れて来たな……何か作戦考えたか)


(釣れないですね、あなたの心の緊張をほぐす、ガイドジョークです)


 それより目の前の敵の殲滅方法は無いのだろうか。早く言ってくれと念じると俺の横を血の雨が降り注ぐから神刀で吹き飛ばしながら回避する。


(危ねえ……それで何か策は有るのか)


(英雄化が封じられた今、切り札は私自身です……敵から唯一能力を知られていないのは私だけ、敵は私の力を知りません)


(確かに、それは間違ってないが今のお前は控え目に言っても劣化版俺で体が本来の予定していたスペックの二分の一だろ)


 今までは未完成でスペックまで判明していなかったガイドの体だが現状で俺の魔力や神気を制御するのに集中すると単体でのスペックは完全体の二分の一しかない。


(大丈夫です奥の手があります、元勇者カイリには先日話しましたね……私の体のギミックを使います)


(聞いたけど、それしか手は無いか……頼む)


(お任せ下さい、我に秘策有り……です)


 俺とガイドは刹那の間に互いに情報を交換し合うと制御と攻撃の役割をチェンジする。そしてガイドが前に出て反撃開始だ。




「では、攻守交代です」


「あなたも……ですか……驚きました。ただの後方支援専門、だと思ってました」


 声に若干の焦りを見せるブラッドドラゴンだが驚くのはここからだ。俺の魔力を送り込むとガイドの髪の色が四色からオレンジ一色に変わりオーラも纏うと背中からオレンジ色の炎の翼を生やした。


「DモードVer.フレイム……行きます」


「なっ!? この力は……貴様、まさか」


 俺の中級魔法よりも明らかに高火力な溶岩弾が連続発射されスライムの体を蒸発させていく。上級魔法以上の紅蓮の裁きただいま炎上中と同等かそれ以上の威力だ。


「さすがに耐えましたか……ならば次、DモードVer.コバルト!!」


「コバルト……貴様まさか、まさか同胞の力を!!」


 今度は髪色が濃い青色に変化し背中の翼もコバルトの粒子が集まって翼を作っていた。そして両手から強力なコバルトブレスを放射する。


「私は元勇者のためにこの体を作った……だけど足りない物が有りました。それは戦闘能力です。だから鹵獲したあなたの仲間の一部を取り込ませてもらいました」


「おのれ人間……やはり貴様らは悪だ!! 完璧な世界にはお前らは要らない」


「ふふっ、残念ながら私……人間ではありません。DモードVer.F&C発動」


 今度は髪色が初期の頃と同じくオレンジとコバルトブルーの二色になって背中の翼も対応するように左右の翼の色が変化し攻撃を開始した。


「燃やし尽くせ、そして滅べ」


「くっ、燃え尽きるだけではなく体の自由が……コバルトの力!?」


 コバルトドラゴンのブレスは名前の通りコバルトを大量に含んだブレスを相手に叩きつける技だ。


「オリジナルには及びませんがフレイムの力と合わせたら……トドメです!!」


「まさか、ここまでとは……これでは――――」


 見ると半分の大きさまで弱ったブラッドドラゴンは焦った声でスライム状の体を震わせていた。そして体を震わせて次の瞬間弾けた。


「自壊したのか……だが危険だ触れるなよガイド」


「いいえ元勇者、まだのようです……回復しています」


 弾けた血液がジェル状に吹き飛んで一つ一つが小型スライムになった後に再結合している。それがどんどん早くなって先ほどの倍のスピードで再生した。


「――――これでは造血するしかないじゃないですかぁ……」


「造血って……再生すんじゃなくて作り出してるのか!?」


「似たようなものです。周辺に魔力があればそこから無限に血を作り出し再生し増殖できるのです、そして今の攻撃で進化もしました……もう次は効きません」


 こいつは回復して耐性を上げ自分で進化してパワーアップまで果たした。こんな敵は英雄化を使って一瞬で倒さないと全ての技が効かなくなってしまう。


(一気に蹴りを付ける、長期戦は危険だ)


(申し訳ありません元勇者……今のでガス欠です)


 今の攻撃のために俺が供給した魔力って総魔力三分の一なんですけど、マジですかガイドさん。


(大マジです……魔力が枯渇しました……さらに悪い事に今のでエラーが発生しDモードの使用が出来なくなりました。奥の手を出す前にこれとは……)


(分かった。じゃあ交代だコントロールだけしてろ)


 俺が勇者コールでそれだけ言うと神刀から聖剣に得物を変える。正直なところ神刀は固有の能力や斬れ味はいいのだが俺はまだ使いこなせてなかった。だが聖剣は使い続けて七年弱……場数が違う。


「ほう、ポイズンを葬った聖剣ですか……いよいよ後が無くなったようですね勇者」


「龍ににトドメを刺すのは聖剣だ。それにお前って再生した後に硬直時間があるみたいだし……血の支配の行使後は動きが止まっているな」


「…………それが?」


「無駄に喋っているのはお前も時間稼ぎだろ? 一撃で決めるぞ、光と闇、二つと交わりて我が敵を撃ち滅ぼせ虚無の彼方への旅路二度と帰って来るなっ!!」


 俺は聖剣に聖魔術と闇魔術を同時に付与・展開する。聖なる一撃は使えば周囲が吹き飛ぶから使うならポイズン戦の時の宇宙やフレイム戦みたいに結界内だけだ。しかし敵は音も無く消えていた。


「なにっ!? 避けた、いや消えたのか」


 そして何事も無かったようにすぐ後ろで再生していた。俺の放った技で地面に亀裂が走り校庭の施設は消失していたが奴は無事だった。


(違います勇者、敵は一瞬で気体状になりました。そしてすぐに集まり、蒸発はしましたが血の霧になって……ぐっ)


「どうしたガイド!!」


「もう、しわけ……有りません元勇者……今の血の霧が、体に……自閉モードに入りま……す」


 目を閉じるとガイドはその場で結界を張ると機能停止していた。まさか今の一瞬で奴はガイドを停止させたのか。


「厄介そうなので封じました。優秀ですね操る前に自分で機能を停止するとは……」


 本当に優秀だよ結界を張った位置も姉さん達とは反対側で被害を自分だけと考えた配置だった。もっと自分を大事にしろガイド。





「さて、ではあとは私たち二人の戦い……泥仕合を始めましょう勇者」


「やるしか……えっ!?」


 俺たちが臨戦態勢に入った瞬間にいきなり上空に転移反応が有った。その転移先からいきなり白と黒の魔力の奔流がブラッドドラゴンに叩きつけられた。


「はあああああ!! 光と闇、二つと交わりて我が敵を撃ち滅ぼせ、虚無の彼方への旅路!!」


「くっ、やってくれる……この気配は邪神の気配、貴様は!?」


「マイマスター・カイリ、お待たせしました。部下のメイドが倒されたそうなのでメイド長の私が参りました」


 メイド服で上空から奇襲したのは義妹のモニカだった。俺と同じ技を放ったが不意打ちで放たれた一撃はブラッドドラゴンの一部を削り切っていた。


「なんで……モニカ」


「何で気配を、転移魔術の気配を感じ取れなかった!! ありえない、勇者すら捉えられる私の探知が破られたのか!?」


「そんなこと……教えるとでも!! マイマスター行きますよ!!」


 モニカの一撃がどうして入ったかは分からないが俺も魔法を放ちつつモニカを援護した。


(マイマスター、ガイドさんが機能停止寸前にこちらに情報を送ってくれました)


(ガイドが……)


 俺達は同時に魔術を付与した斬撃を放つ。俺は聖魔術の白い光、モニカは闇魔術の黒い光をそれぞれぶつけると今度は攻撃が通り奴は霧散して再生に入ったが今回は再生スピードがなぜか遅くなっていた。


「攻撃が通るなど……なんで……」


(答えはガイドさんがばら撒いたマイマスターの魔力です。ガイドさんのドラゴンの能力はこの状況を作るためだったようです)


 そこで俺も初めて気付いた。ガイドの魔力は俺の魔力を貸したものでDモードはその力を特性を変えて放出したに過ぎない。つまり、この状況とは……。


(敵の周囲の吸収できる魔力を全て俺が生み出した魔力にするのが狙いだったのか)


(ガイドさんはあらかじめマイマスターの魔力の中に強力な対ドラゴン用の自滅因子を仕込んでいたそうです)


 そんな事をあの一瞬で、いやドラゴン用の因子は前から用意していたのだろう。奴が魔力を周囲から吸収しているのを確認してこの作戦を立てたのか。


「はい、そして最後にガイドさんは私に言いました、メイドの心得その弐『主人の敵は全て敵!!』だと、一切の容赦は不要です……一気に決めましょう!!」


「そうだな……それに俺も頑張って皆で準備した文化祭をここまでメチャクチャにされて怒ってるんだコイツには」


「それについては同意です。私のメイド隊を操り、さらに臨時メイド隊のガイドさんも傷つけました……もう怒りが有頂天です!!」


 そして俺とモニカの目が合ってニヤリと笑った。その顔はいつものメイドであると同時に共に戦地に立つ相棒のような表情で、かつて戦場で戦い、共に戦場を駆けた時と同じ顔をしていた。


「ぐっ……やっと回復が追い付いて……だが、もう二度は……」


「やっと回復して八割ってところか?」


「そのようですね。マイマスターの魔力を吸収してるせいで回復阻害も起きているようです」


「勇者の魔力……しまった、そういう事か……おのれ小娘!!」


 気付いたブラッドドラゴンは怒りの矛先を休止中ガイドに向けた。そして血の顎を突撃させる。


「マズイ、ガイド!!」


「ガイドさん!!」


 そして俺とモニカが同時に叫んだ瞬間に俺とモニカは一瞬でガイドの目の前に移動してブラッドの攻撃を弾いていた。


「なっ……なんだ今のは……見えなかっただと」


 ブラッドドラゴンも驚いていたが俺達も同じだった。気付かない内に高速で移動していたのだ。さらに隣を見るとモニカが黄色いオーラに包まれていた。


「マイマスター、その光は……」


「えっ、お前こそ……って俺もっ!?」


 そしてモニカに言われて気付いたのは俺の体からもモニカと同じ黄色のオーラが出ていた。二人揃って謎の黄色いオーラが出ていたが俺はすぐに正体に気付いた。


「これは俺とモニカのカップリングスキルか!?」

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