④➏

こうそう


・クリア条件


対戦相手の生命反応を競技会場から消す。


・競技会場


砂漠の真ん中にある、禁酒法時代を思わせる都市をすっぽりと中心とした半径10㎞に及ぶ円の内部に限定される。円の淵にはうっすらとオーロラのような壁があり、視認可能。

準備段階では円の中心をとおって東西に区分するように銀色に輝くバリアが張られており、行き来は不可能。ただし電話などの通信手段は生きており、様子を知ることはできる。またバリアの存在は住民にとっては当然のものであり、そこに疑問を抱くことすらない。バリアは競技開始と共に消滅する。

都市は東西に発展の差異は無く、共にホテルとカジノと劇場に溢れ、それぞれを同程度の勢力を誇る『イーストファミリー』『ウェストファミリー』が支配している。その他にフリーの殺し屋や悪徳警官、流れのギャンブラーなどが黒い夢を抱えて犇めいている。オカルトなものはほぼない。

銃器はドラム式マシンガンが最大で、後はダイナマイトぐらいが最大火力。車は数が少なく、拳銃もリボルバーが主流。電話もダイアル式で音源もレコード使ってる。

アルコールや煙草、麻薬と言った一切の嗜好品が禁止され、カジノも大金が動かせず、唯一真っ当な劇場もネタ切れでピンチに陥っている。


・準備段階


三か月。

参加者はそれぞれ東西別々のホテルの一室に召喚される。

そこで待ち構えている老人にルールを聞かされる。そののち、すでに服毒していた猛毒により老人は死亡する。

ホテルには参加者それぞれに同額の金塊の山が置かれており、自由に使うことができる。また、死体の件を通報されると警察に逮捕され、連行、会場から連れ出されてしまう。

それから三か月の間がほぼメイン、金塊を利用し各マフィアに取り入り身辺警護と暗殺を依頼、準備を重ねて殺し合いに備える。


・ルール


まんま相手参加者の生命反応が消えればクリア。

相手の命が消えれば生命反応は消える。死因は何でもあり。

会場の境界線のオーロラを突破した場合、生命反応は消えた扱いになるため死亡とほぼ同扱いとなる。


・裏ルール


スタートの段階で目の前に死体がある上に、それから三か月は暮らさないといけないので、どこかでマフィアとの関わり合いは避けられない。

マフィアはマフィアなので、信用はできない。特に現金一発先払いだと間違いなく裏切られる。

逆に金がなくともドンに気に入られれば守ってもらえる可能性は高い。

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