④➎

びんご


・クリア条件


指定された升目の一列を埋め、ビンゴする。


・準備段階


なし。

会場に直接召喚される。ただし基本的には周囲に何もない場所に出される。

ルールは左手の掌、あるいはそれに準ずる場所に入れ墨の形で印刷される。

また右手には5×5の升目が印刷されており、中央の升目以外には00から99の内の重複しない数が一つずつ印刷されている。

この入れ墨は入れたてのようで、独特の臭いと痒みからすぐに気が付く。また入れ墨なので消せない。


・競技会場


西部劇を思わせる赤土に赤い岩の荒野、召喚されるのは大体が岩山の上か影。

まばらに枯草が生え、木でできた家々が集まり小さな村を作っているのが見える。

住民も開拓時代を思わせる風貌で、シングルアクションのリボルバーとか持ってる。その他に馬に牛とが飼われている。

実のところ住民たちは成功に作られたドロイドで、少なくとも会場内に人間は参加者しかいない。

住民の数は百人、それぞれ体のどこかに00から99の数字が入れ墨のように刻印されている。

当然と言っては何だけれども、住民は身の危険を感じれば抵抗するし、逃亡もする。


・ルール


住民を破壊すればその数字が埋まり、一列が埋まればビンゴとなる。

描かれているのは上記ぐらいで、細かな説明は省かれている。


・裏ルール


破壊の定義は機能停止で、CPUの入った頭か、電圧をつかさどる心臓か、バッテリーのある腹部かを破壊、切断すれば破壊とみなされる。

住民たちは皮を剥がない限り人間そっくりな外見をしており、反応や生活様式も人間とほぼ同じ。人間と同じ食事でエネルギーを取り、喜怒哀楽を表し、高度な認知機能も有する。かなり高性能と言える。

一応、ルールを設定した方は『破壊』と表現しているあたり生き物としては認識していないらしい。

破壊は別に参加者に限らず、同士うちでも発生し、知らぬ間に数字が埋まることもあり得る。

明言されていないが、参加者の数字が被ることは無く、引き分けはあり得ない。

なお、一瞬でも電源が落ちれば破壊とみなされるため、その後再起動などしてもカウントが取り消されることはない。

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