②➏
とうはん
・クリア条件
最上階まで最初にたどり着け。
・準備段階
約五秒。
スタート地点にいきなり転送され、明るく軽快な音楽と共に上記のクリア条件を叫ばれ、カウントダウン、スタートとなる。
目の前には氷でできた塔があり、その上が七色に光っているため、そこが最上階、ゴールだとわかる。
スタート地点には全参加者の他にもちもちな着ぐるみを着た集団もそろっており、合計六十人ほどで競い合うこととなる。
・競技会場
やたらと広い空間で気温は低い。
足元や柱を形成するのはアイスブロックで、中には冷凍された牛、豚、羊、鳥が閉じ込められている。それぞれの強度は三百キロぐらいが乗ると割れてしまうぐらいで、重装備で挑むといきなり抜けて落下する。
塔にはいくつかのエリアがあり、塩がまかれて滑る廊下や魔方陣からのタマネギスプレーの霧での目つぶし、同じく魔方陣から跳んでくる冷凍肉、のたうつ巨大ミミズの群れ、パンの突き破れる壁等の障害物が並ぶ。
さらにスタート地点を含めた氷の下には巨大なミキサーが回っており、時間と共に回転、上部の塔などを足場から砕いていく。巻き込まれれば即死、ゴールが消えればクリアもできなくなる。
・ルール
ルール自体は至ってシンプルで、最上階の七色に光るゴールの台座に触れたらクリアとなる。それだけ。
それ故に何でもできる。
スタートと同時に虐殺したり、飛んだり、塔を崩してゴールを持ってきたりと自由。
・裏ルール
着ぐるみの中身はどこかでギャンブルに負け続けた債務者たちで、この競技自体が別世界ではギャンブルの一環として見せ物となっている。債務者たちは競技のことは知らないが命がけであることに違いは無く、必死にゴールを目指す。
時折知り合いがいたり、あるいは参加者と同じ人物が複数いたりもする。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます