暁の巫女

リーシャ

第1話四時の刻

20XX年

世界は突如現れた魔物達に苦しんでいた

人々は魔物達に怯え、警察もなすすべも無く

絶望のど真ん中だった

人々は魔物から世界を守る為

反乱軍を結成し、魔物達と争っていた

だが、反乱軍の勢力も魔物達の侵略には及ばず

途方もない戦争と、多くの犠牲者を出し

世界は闇に飲み込まれていった

その中で希望となる光があった

巫女服を着て、2つの剣を腰に抱えた

暁の巫女と呼ばれる少女の話











日差しが差し、雀が泣き、一見平和に見える

この世界ラムダは魔物達の侵略によって次々と街を滅ぼされていった

戦争が続き、多くの犠牲者を出し

終わらない闇が続いていた

「今日も…戦争か…」


反乱軍の駐屯地で嘆く青年アスタは反乱軍の兵士だ


「毎日毎日…戦って戦って嫌になるぜ…」

アスタは魔物達との戦争の最前線に立たされ

戦いの日々に身を任せていた


「よお、アスタ、大丈夫か?」

アスタの隣にに座ったのはアスタと一緒に戦っているヨルバという男だ


「ヨルバ、俺はいつまで戦えばいいんだ?」

アスタは終わらない戦いに終止符はないと諦めていた




「さぁな…でもいつか終わりは来るはずさ」

ヨルバはまだ諦めていないようだった

「終わりか…」


魔物達はなんのためにこの世界に来てなんのためにこの世界の人々を殺すのかまだなにもわかっていないのに終わりなんて来るのかとアスタは絶望していた


「それよりアスタ、暁の巫女の話知ってるか?」


ヨルバは話を切り替えるように最近噂になっている暁の巫女の話を切り出した


「暁の巫女…?そいつがなんだって言うんだ?」

アスタは噂のことについて触れる時間もないぐらいに戦争に身を任せていた

 



「暁の巫女…噂なんだが、魔物達を次々と倒し、人々を守る希望の光と呼ばれてるらしい

2つの剣を腰に抱えた、少女という話だ」

ヨルバは噂になっている暁の巫女について話をし始めた


「人々を守る…?希望の光…?全然守れてないじゃないか!!戦争も終わらない!!街も治らない!!なにが暁の巫女だ!!英雄気取りじゃないか!!」

アスタは怒りに身を任せて全て吐いてしまい

ヨルバを置いてどこかへ走り去ってしまった


その夜ヨルバに言い過ぎたことを反省しつつも

アスタは街の周りを見回りしていた

月夜が明るく、平和な夜にアスタはこの平和が 


ずっと続いてくれればいいのにと思った

だが無情にもアスタの周りに魔物達が寄ってきた


ここは街からも近くアスタは戦うしか無かった

「ちっ…数が多い…」


アスタは一生懸命に戦ったが数が多く

アスタ1人では無理だった

「ここまでなのか…」

魔物達に次々にダメージを与えられ目の前が霞んでいく

「くっそ…」


アスタは最後の最後まで戦おうと無我夢中で剣を振るった

もうダメかと思ったその時に

りんっという鈴の音と共に1人の少女が魔物達を次々と斬って倒していた


アスタは安堵したのか目の前が真っ暗になった

目の前が真っ暗になる前に見た少女は

巫女服を着ており、噂になっていた暁の巫女であった…





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暁の巫女 リーシャ @jwpmpmw

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