バスターミナルの銃撃戦(15分間でカクヨムバトル)
春嵐
第1話
殺してやる。
待て待て。
追って。
追いかけて。
殺してあげるから。いま。
夜の駅。ひとがたくさんいるけど。私とあなたの間には。誰もいない。
バスターミナル。柱。隠れて、形を頭の中で思い出す。ここから降りるとバスの停留所で。上はそのまま通路で。今は吹き抜けの近く、中二階の入り口。階段はふたつ。エスカレーターがそれの他に3つ。
あなたは高いところが好きだから。上の通路かな。でも。
ここの通路は、下でも充分隠れられる。高所の有利は打ち消せるし、何より中央は吹き抜け。エスカレーターを駆け上がればすぐ上。
マガジンを確認。アタッチメントとサイトを指でごしごしして。
よし。
待っててね。今殺してあげるから。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます