種類・分類
軍事用
最も多い。特に大国は多くのシリーズを作る傾向にある。
作業用
主に工事や建築などの重労働に使用されている。
ウェルギス王国
ベルダー
ウェルギスで最も一般的。様々な派生型、個人仕様がある。見た目もスタンダードな騎士であり、国民的人気を誇る。ベルダーとはウェルギス神話の神の名前。その神を信仰対象としたベルダー教があるが、本機とは無関係である。しかしベルダー教総本山が名前について異議を申し立て、議会で改名が議論されたが、王族や軍、宗教関係者も交えた話し合いの末、和解したという過去がある。
ソアベルダー
ベルダー教との和解の際に総本山に送られた。ソアとは荘厳なという意味のウェルギス語である。ベルダーを豪華にした感じの見た目だが、見た目が似ているだけで別もの。最初の1体のあと、デザインを変更し武装を加えた上でベルダー教信徒の兵士・民兵向けに生産されたが、ベルダー教自体の衰退で消えていった。現在はごく少数が軍事用に使用されている。また贈呈された最初の1体はベルダー教総本山にて御神体となっている。
クァドゥア
ベルダーと並び、数が多い。クァドゥアとは伝承のドラゴンの名。全体的に丸く、頭の角が特徴的。ランスを標準装備。
チェレント
1ロウン(2メートル)と、まさにパワードスーツのような小型の種類。小回りが利くため、むしろ民間利用が多いが、軍事用もある。特にアルコーンの中では貴重な、馬に乗れる種類であるため騎馬隊での使用が多い。
イルザーノ
イルザーノとはウェルギス語で嵐を意味する。武装も含めて合金フェルロ製で、ベルダーなどより強力かつ頑丈であるが、コストは数倍。それ故に各騎士団団長クラスなどの国の高官や王族が主に使用する。その外見の美麗さから、美術品としても価値があり、国外 流出した本機は高値で取引される。
サーレーン
サーレーンとはウェルギス王国の初代王妃であり、それに由来する。武装・本体ともアウルムで出来ており非常に堅牢。塗料にマノティ石という透き通るような白色の鉱石を粉末にしたものが含有されているため、輝いて見える。イルザーノ同様、高値がつくため度々ウェルギス国内の盗賊に狙われている。しかし他国の人間が目にすることは多くないので、他のアルコーンをそれっぽく塗装し売りさばく者もおり、エリュフィシアにはうまい話にのせられ騙されること意味するを「白いだけでサーレーン」ということわざがある。
ソルモール帝国
ヘレス
ソルモール語で勇者を意味する。ウォーブと並びソルモールで最も普及している。フェルロで出来ている。ほとんど軍事用であるが、スティヤというソルモールの国技用も存在する。
ウォーブ
ソルモールの民族、ミヤンクエ族の神の名前が由来。スッキリとしたヘレスに比べて、ごついのが特徴。フェルロ製ながらヘレスよりも厚い装甲で防御力があるが、機動力は劣る。工事用としての需要も高い。
テオンサーク
ソルモールの王に由来。剣ではなくランスを標準装備する。盾や胸部など、一部はアウルム製。主に激戦地に投入される。
バティカ
ソルモール語で稲妻を意味する。盾を持たず二刀流。タカやワシを思わせる頭部をしているので、ソルモール以外ではトアリート(エリュフィシアにいる大型の猛禽類)と呼ばれている。
ドグ
由来はソルモールの地名。槍を標準装備。主に山岳地帯で使用される。山岳地帯で使われるため、頑丈な作りになっており、燃料も他のソルモールのアルコーンとは違い、岩石鉱物である。またドグで生活が出来るよう、広くコクピットが作られている。そのためかなり太めの外観。コクピットの両脇のスペースには簡易式シャワーと簡易式トイレがある。ただし水は自己補給。
パタミー
ソルモール語で巨人を意味する。文字通り巨大で4ロウン(8メートル)もあり、実にヘレスやウォーブの2倍強。強力な反面、操縦技術の高さが要求されたり、戦場で目立ち標的になりやすかったり(戦術次第では利点にもなるが)とデメリットもある。またそもそもとして生産に時間がかかる、燃料を多く消費するといった事情もあるため、資源豊富で経済力の高いソルモールでさえも多くの数を持たない。そのため重要な戦局や戦地にしか配されない。裏を返すとこの巨人が現れたということは、ソルモールにとって非常に重大な戦争ということである。
アーゼイン
黒色が特徴のアルコーン。アーゼインとはソルモールの戦いの神に由来する。一部の優秀な兵士に皇帝直々に授与される、もしくはアーゼインを与えられたものに認められ引き継ぐかのいずれかの方法でしか入手できない。ソルモール軍の中でも特別な意味を持つアルコーンであり、ソルモール国内においては大出世の象徴である。事実、大変に出世した人物を「アーゼインミュー(アーゼインの騎士の意)」というソルモール語があることからも、ソルモール人にとって相当に影響力は絶大である。
エリュフィシア集成記 堂壱舎 @donoichisha
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