第2話 巻き込まれた!?
さて、職場から出てお昼を食べに行く。
前に友達と行ったカフェが近くにある。そこに行こうとしたがふと思い出した。
確か前にスマホで調べてもう一つ近くにおしゃれなカフェがあったはず。
改めてスマホで調べてみると確かに近くにあった。ここから5分位の所にあるらしい。道がちょっと複雑だけど地図を見ながらだから大丈夫だろう。
一回行って良さそうだったら今度友達に教えよ。
写真で見たおしゃれなカフェを思い浮かべて、ワクワクした気分になる。そして地図を確認しつつ歩き始めた。
あれ~?おかしいな…… 確かにこの道であってるはずなのに……
ちゃんと地図を確認しながら歩いていたはずなのに一向に目的地であるカフェに着かない。もう5分位の歩いているのに。
どっかで道間違えたかな……?
自分は方向音痴ではないと思っていただけに不思議でしょうがない。でも休憩時間も限りがあるから仕方なく今回は諦めて戻って近くのどこかでお昼ご飯を食べようと思った。
引き返そう、お腹空いたなぁ~
戻ろうと思って元来た道を引き返そうとした時。
『ゴゴゴゴゴ』
「うん?地鳴り?」
『『『ドーーーーーン!!!』』』
「きゃーっ!?」
うわぁめっちゃ女の子みたいな声出たとか思いつつ、頭の中がパニックになる。
えっ!?どこかで爆発したの!?どこで!?
見渡す限り近くで煙や火が出てるところはない。
だかあんなにすごい音が鳴ったのにもかかわらず一切の騒ぎが聞こえない。普通こんな爆発したみたいな音が鳴ったらびっくりして騒ぎになるはずだ。
なんかおかしいな、普通だったら人が集まって来てもおかしく無いのに。
なぜがあまりに静かすぎて不安になって来た。
早いとこ戻ろう……
急いで戻ろうとしたら視線の先から男の子が走って逃げて来た。すごい顔の整った綺麗な男の子だった。思わず見惚れてしまいそうになったが、あっちから逃げて来たという事はその先で何かがあったんだろう。男の子が来たことによって少し安堵しつつなぜ子供1人なんだろう?と疑問に思った。
親とはぐれちゃったのかな?
そんなことを思っていた所に男の子がこちらに気づいたみたいだ。
「えっ!?なんでこの空間に人がいるの!?」
うん?なに言ってるの?この子……
軽くまた頭の中がパニックなる。大体なんで子供が1人でいるかとか、なんで逃げてるのとか、君も人でしょとか頭の中に巡る。
「なんでにげ『とりあえず逃げよ!!』!?」
「えっ!?えぇー!!?」
男の子が私の手を取って逃げ始める。本当に何がなんだかわからない。訳もわからずただ男の子と一緒に走った。
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