君は錬金術師。
@EnHt_919
プロローグ
あの日僕は夢を見た。
あの日僕は夢を見た。
それも過去のことを、とても鮮明に。
まるで、自分が生まれてから今までを振り返るように。
自分でも、よく自殺せずに今まで生きてきたと思う。
でもそんな僕が、欲しくてしょうがないものが一つある。
それは、自分の絶対的味方。
つまりは、自分を大切に思ってくれる人だ。
人は皆、他人と仲を深める。その中で、友情や愛情など確かなものを感じながら人生や青春を謳歌するのだろう。
だがしかし、僕にはそれらの縁が全くない。十七年間生きて色々あったけどどれも、傷を負ったり、失敗してばかりで、心のどこかでふと思ってしまうのだ。
ほんとに僕を友達だと思っているのだろうか。
ほんとは、心の中でうざがられやり、めんどくさがられたりしていないだろうか。
僕のことをバカにして、あざ笑うかのように陰で悪く言ってないだろうか。
僕は、誰かにちゃんと必要とされているだろうか。
だからこそ、僕は欲している。
僕を必要としてくれる…大切だと、愛いしていると、思ってくれる人を。
そんな時、君が目の前に現れた。
僕はあの時寝起きだったんだからな?
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