第2話 やっと、ふたりッきりねェ✨👄✨

 駅から程近い、三十階建ての高級マンションだ。

 徒歩で、三分と掛からない。



 僕の部屋は、このマンションの二十階にあった。



「スッゲェ 😲💦💦 セレブじゃん。

 こんなトコに、ひとりで暮らしてんの❓」

 ルナは高層マンションを見上げ、感嘆していた。



「別に、祖父のマンションだから」

 まだ心配だ。僕は用心してキョロキョロとあたりを見回した。



「安心しな。誰も付けてきたりしねェ~よ」

 まるでリア充のようにルナはベッタリ僕の腕にしがみついた。



 たわわで柔らかな胸の膨らみが僕の二の腕に押しつけられた。



 僕たちが、エレベーターに乗った。


「ゴックン 😳💦💦 あのルナは幾つなの」


「はァ~、セクハラァ~ 😡⚡

 女の子に年齢訊くなんてェ❗

 重大なセクハラ案件よ」



「いやいや、でも女子高生だとヤバいから」


「心配しなくても大丈夫よ❗ この前の閣議かくぎ決定で、女子高生も親の承諾なく結婚しても良くなったんだから。

 【女子高校生結婚法案】ッて、知らないの」


「どんな法案だよ❗

 そんなことないだろォ~😲💦💦」

 無茶クチャ言うな。




「あのねェ、これは人助けなのよ。

 私、麻里央マリオとセッ○スしないと死んじゃうんだからァ~」



「ちょッ、ちょっと…… そんな大きな声で変なことを言うなよ」

 住人に聞かれたら面倒な事になる。


 なんとか彼女の口を塞ぎたいが、暴れるので余計、注目を浴びる。



「離してェ、早く麻里央マリオの部屋でセッ○スしないとルナは死んじゃうのよ」



「いやいやァ 😅💦」

 僕も彼女の対応に苦慮してしまう。



 ようやく二十階に着き、急いでルナと一緒に下りた。


 玄関のドアを開けると、いきなりルナが僕の胸元に抱きついてきた。




「やっと、ふたりッきりねェ✨👄✨」

 


「いやいやァ、待って下さい 😲💦💦」







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