途方もない間違い探し
楓 紅葉
取り返しが付かない過ち
すれ違い
「さよなら…。」
そう
僕には長年の友人がいた。いつも隣にいたので時が流れるにつれ大切だと思っていた。2年前に僕の想いは実った。そんないつも通りの日々が続くと思っていた。
「ねえ暇ね。なんか面白いことないかしらね。」
スマホをいじりながら話しかける。
「うーんとな。そんなことよりも大丈夫か考査。琥珀。」
「はあ、ねえ
少しだけムッとした。人のアパートに来てその言い草は流石にないだろう。…しかしここで怒ってもただ溝が出来てしまい喧嘩になってしまう。もう数え疲れた程喧嘩をしてきた。
「えっと誰と。」
「…言えない。ていうか大希には関係ないでしょう。」
琥珀は口調が強く言っていた。…別にそんなに怒らなくても。最近琥珀は冷たくなったような気がする。何があったのだろうか。まさかいや考えすぎだ。それにこんな事を考えていると琥珀に申し訳ない。うん辞めよう。
「なあ最近妙に変わったが何があったの。」
「いやいいじゃないそんなこと関係ないでしょう。」
しばらくの虚無空間が流れる。嫌だこの空気喧嘩をし始める空気。なんとかこの空気を変えるため何とか話題を作る。
「ねえなんか作ろうか。」
「ねえ怒った…そうだとしたらごめんね。」
「いや。」
正確には怒りがこみ上げそうになった。できることならば喧嘩をせず仲良くしていたい。僕は好きなんだけどな…。
僕は適当な物を作るために椅子から立った上がった。
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