雪ちゃんとこ雪ちゃんのお引っこし

もか花チャンネル

第1話

今日も雪とこ雪は、友だちと遊んでいました。

その夜のこと、パパとママが話していました。それをお姉ちゃんの雪が聞いてしまいました。

「パパ? 本当に引っこすの?ならば、明日が最後なの? 子どもたちにいわなくちゃ。すごくつらいと思うけど。」

「あぁ、ママ、ごめんな仕事のつ合で。」

「いいえ、いいの。パパが仕事でがんばっていること知っているんだから。」

「ママ…、ありがとう。」


「えぇ、そんな、引っこすの? 友だちとはなればなれになるのいや!」とそのとき、

「雪? どうしておきているの? まさか聞いていたの?」 「う、うん…ごめんなさい。」

「いいのよ。どうせいうんだから。」


次の日、雪が妹のこ雪にいいました。

「今日、引っこしするんだって。」

「えっ! どこに?」 「くまもとだって。」

「そんな。」 「しかたないのよ。」

ママがいいました。

「わかったよ…友だちにもさようならをいわなきゃ。」 そして学校で先生が、「は〜い、みなさん悲しいお知らせがあります。雪ちゃんが引っこしをして、くまもとまで行くことになりました。」

「えーーーーーーっ⁉︎」 「うっそー。」とこのとき3年生のこ雪ちゃんのクラスも同じ反のうでした。

「最後の日なので、みんな、雪ちゃんといっぱいあそんであげてね。」「はい。」雪ちゃんとこ雪ちゃんは、クラスで遊びました。


帰る時間です。こ雪ちゃんのクラスも雪ちゃんのクラスも同じ時間でした。

「みなさんさようなら。」「さようなら。」

雪はこ雪といっしょに帰りました。

「雪ちゃん、みんなのことわすれないでね。こ雪ちゃんも。」

「うん。ぜったいにわすれない。ハガキ書くね。」

「わかった。まっているよ。」「うん。」

「ただいま。」「おかえり。」

「じゃあ、行くわよ。」「う、うん。」

ドアをあけたしゅんかん、「くまもと県に行ってもがんばって!」友だちが集まっていました。パパの友だちもママの友だちも。

「あ、ありがとうございます。」「いえいえ」

「みんなバイバイ。」一家は車に乗りました。

「さようなら。」


そして数年後。

「雪ちゃん遊ぼ。こ雪ちゃんも遊ぼ。」2人はもう友だちができました。5年生のこ雪ちゃんは、7人できました。男の子が3人、女の子が4人でした。

中学1年の雪ちゃんは、20人できました。女の子が14人男の子が6人でした。

今日もまた、雪ちゃんとこ雪ちゃんは、新しいお友だちと遊んでいます。

「もう、かえるね。」「ただいま。」

「おかえり」2人はハガキを先生、友だち、みんなに書きました。そして、こ雪と雪は、ねむり夢の中へ行きました。



 

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

雪ちゃんとこ雪ちゃんのお引っこし もか花チャンネル @silk16

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る