過去の自分

ただの学生

あらすじ

2020年4月某日

今年は密を避けて のメールでのクラス発表だった。


本当は楽しいはずのクラス替え。

私にとってはその日は辛さを感じた日だった。


知ってる。


自分は頭が悪いから。

頭がいい人のクラスに入れておけば勝手に頭が良くなるとでも思ったのだろうか。


だが差がつきすぎていた。


スタートから自分は遅れていたのだ。


周りには学年1位 2位を争ったりする人達ばかりで。

自分はだめにんげんなんだ。そう思うのは日常だった。

学力も格段に下の方だったし 普通 になるまで

自分はクラスメイトの10倍は頑張らなければならないのだ。


普通 とはなんなのだろうか。


いつからだろう。自分が 普通の人 だと思われなくなったのは。





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