雪の降る冬のちょっぴりH短編集

雪の降る冬

第1話恋の奴隷 前編

あの日私は多分一目惚れしていたんだと思います。

姿を見るたび胸が暴れだしてしまって苦しい。

入学式で始めて目にしてから、廊下で見かけたりしてしまうといつの間にかその人の方を見てしまっている。

そんな学園生活が始まったにもかかわらず、ここ最近は忙しくて学園にこれていなかった。

あくまで私は学生であるにもかかわらず、親の仕事上お遊戯会社交パーティーに参加しなくてはいけなかった。

せっかく学園で会えると思っていたのにもかかわらず、これでは学生として学園に通って意味がなくなる。

本当に忌々しい。


「はぁ~~。」


ついため息が出てしまった。

今までのフラストレーションから解放されたもののまだあの子に会えていないから疲れが癒えない。

一目でも見る事が出来れば、そう思いながらふと廊下の方を見る。


その時だった。

確かにあの子の姿があった。

3人の生徒の後ろをとことこと歩いていくあの子の姿が。

やはり何度見ても可愛らしい。

小動物のような動きに胸を踊らされる。


あの姿を一目見たくて私は学園に来ているも同然。

そのノルマも果たしたのだから今日はもう早退していいでしょう。

私は一人教室を出ることにした。

早退するにもまずは保健室に行き教員を買収してこなければ。


愛奈あいなさんどこに行く気ですか?」

「あら、これはこれは委員長さんではありませんか。」


目の前には茶髪でショートヘアが特徴の委員長さんがいた。

彼女とはこの学園で初めに知り合った方なのだけれど、とにかく他人のお世話が好き。

困っている人が居れば手を貸してあげて、間違ったことをすれば怒り元雄道に戻らせるといった行為をするような人。

まさしく委員長。

私と同じクラスで、委員長の役職を持っている。

そのこともあり私は委員長というあだ名をつけ呼んでいる。


「実はですね、ここ最近の疲れがたまっていたようで少し体調が悪いようなんです。」

「それは本当ですか?この前も同じような理由の嘘をついて学園をサボっていましたが?」

「その件については申し訳ないと思ってはいるんです。ですが、今回は本当に調子が悪いようで、…そうです。委員長さんもついてきてはいただきませんか?途中で倒れてしまっては困りますので。」

「分かりました。監視の意味も込めて行かしてもらいます。」


そう言って委員長さんを連れて保健室へ向かった。

ここから保健室までは他のクラスに比べて一番遠い。

この間に何かと体調が悪いアピールをしていれば委員長も分かってくれるはず。

それに保健室の先生には買収用の合図は伝えてある。

入ってすぐにその合図を出せば委員長さんに気づかれずにどうにかなるはずだ。


「そう言えば、愛奈さんは1年生の噂を知っていますか?」

「ここ最近は登校で来ていなかったので知りませんね。何か噂になるような事でもあったのですか?」

「それが良くない噂があるようで、何でも1年生の間でいじめが起きているとか。」

「それはまあ、よくない噂ですね。」

「しかも、1人に対して3人ほどが色々しているとか。ただ、はっきりした所を目にしていないので真実かどうかまでは判断できないんですけどね。」

「それでも、噂になるという事は何かしらの事が起きていることには変わりないと思います。それにしてもいじめですか。……楽しい学園生活が始まったばかりなのにそれが地獄に変わってしまったとなると相当心に来るでしょうね。」


そんな会話をしながら私たちは外に出た。

保健室を行くのに一度外に出て隣の校舎に移らなければならない。

すると、どこからか声がしてきた。


「お前マジで気持ち悪いな!」

「さっさと死ねよ!」


どこからか聞きずてならない声が聞こえてきた

最初は空耳かと思ってみたが、委員長さんにも聞こえていた。

私たちはすぐに声のある方に走っていった。


その場所でまず最初に目に入ったのは4人の少女。

1人の少女を囲むように3人の少女が立っていた。

その3人は特にガラが悪く、見ていて気持ち悪い。

そして囲まれている一人の少女は、


「どうして!」


あの子だった。

入学式の日、一目惚れをした少女。

しかし、彼女の手にはカッターが握られていて、刃先は自分の首元を向けていた。


「早くそれで死ねよ!!」

「何ビビってんだよ!!さっさと切り裂けよ!」

「お前なんて生きている価値なんてないんだよ!!!」


そんな馬頭を浴びせられながら、少女はカッターを自分の首に近づけていく。

ゆっくりとは先を近づける少女の姿は、弱々しくそれでいてどこか人生をあきらめかけた目をしていた。

そんな姿を見た私は、


「あなたたち、そ……」

「あなたたち何をしているのかしら!!」


委員長さんの声をかき消すように叫んでいた。

愛しのあの子のこんな姿を見て怒りを抑えられない。


「ちっ!誰だてめえ!!」

「この方をだれなのか分かって話しかけているのか!?」

「この方は、あの有名な稲葉財閥のお嬢様だぞ!」


と言われても、今の私にはそんなことどうでもよかった。

どこぞの財閥の娘ガキが文句を言ってきたところで傾けるような耳は持っていない。

今なら核ミサイルを落としてもいいとさえも思える。

それぐらいの怒りのせいで我を失いかけていた。

でも、委員長さんは冷静だった。


「どこの令嬢だとしてもこの学園にいる以上いじめをしている以上見て見ぬふりはできません。」


そう言って、私の前に出て首謀者であると思われる財閥の娘ガキを一人投げ捨てた。


「一人目確保!さあ、そこの2人、抵抗するのであれば容赦しませんよ?」

「し、知ったことか!」


聞き分けのない阿保は委員長さんに立ち向かっていった。

ただ、委員長さんはお父様が道場の師範代で彼女自身もそこで習っているらしい。

お父様が界隈では名前を知らないものはいないほどお強いらしい。

その方に弱音も妥協も許されず鍛えられたおかげで黒帯所有者になっていた。


そんな彼女との力の差は歴然。

勝てるはずも無くすぐに投げ打ち付けられた。


その光景を見た最後の一人は尻もちをついて戦意喪失。

その場はすぐに湿り出して、スカートも濡れ始めていた。

多分漏らしてしまったのだと思う。


私もそれを見て冷静さを取り戻した。

そしてあの子の方へと視線を向ける。

さっきまで怖い思いをしていたのだから、慰めてあげなければ。


しかし私の考えて裏腹に少女は手を動かしていた。

私たちの事は見えておらず、目先のカッターだけを見ていた。


「わ、わた、わたっしは、し、しな、ない、と。わたっしは、……」


そう何度も声を震わしながら首を切ろうとする手を止めない。

さらには勢いをつけて今すぐにでも切ろうとしている。


「だめぇ!!」


私は右手を伸ばしカッターを握った。

その衝動で彼女の動きも止まった。


「もう大丈夫よ。大丈夫だから、その手に持っている物を放して、ね?」

「あ、あ・・・。」


彼女はすぐに持っていたカッターから手を放した。

そして地面に倒れ込み、


「わた、しは。わた、しは‥‥…。ごめ、ん、なさい。ごめん、なさい。…」


そう言って、同じような言葉を何度も吐き続けた。

そんな彼女を見ていると胸が締め付けられる。

誰かに心臓を握られているようで気に食わない。


「大丈夫よ。だからまずは落ち着いて。」


彼女を優しく抱きしめてあげる。

ゆっくりと深呼吸し、彼女にも同じことをするように促す。

ゆっくりと静かに。

彼女が安心できるように私はお手本をしてあげる。


そうこうしていると、委員長さんも3人の片づけを終えていた。

伸びきった2人と繊維をなくした1人をどこからか取り出した縄で結びあげていた。


「愛奈さん、大丈夫ですか!」

「私は平気よ。それよりこの子を。」


落ち着いたと同時に私の胸の中で眠ってしまった。

目の下には大きなクマが出来ていた。

ここ最近まともに寝る事すらできていなかったのだろう。


そう思うと、さっきの3人に殺意が湧いてくる。

この子をあそこまで追い込むようなことをしているのに呑気にのびてい気に食わない。

あとで財閥の娘アレを壊すことは決定。

お父様に何を言われようとも許さない。


「て、愛奈さん、手!!」

「手がどうしたの?」


そう言って私は左手を見る。

別に何ともない。


「違うよ!そっちじゃなくて、右手!」

「?」


今度は右手を見つめる。

先ほどから少しだけピリピリすると思っていたら切れていた。

それも当然。

なぜならカッターの刃の部分を握っていたのだから。

それぐらいの覚悟があっての行動だけど、思ったよりも痛くない。

……はずも無く、徐々に痛みが増してくる。


「委員長さん、私の代わりに彼女を持ってくれませんか?このまま保健室に行きますよ。」


私は立ち上がり保健室に向かう。

私は力持ちではないので、少女一人をお姫様抱っこすることは無理。

せっかくのチャンスなのに勿体ない。


そのまま保健室に入り込む。

ただし、私が先に入り、先生に見えるように左手の親指以外を伸ばして合図を出す。

一瞬で察してくれて、


「愛奈様、今日はお高いですね。」

「もう一人見てほしい子がいるの。」


後から入ってきた委員長さんと背中にいる子を見て分かってくれたみたい。

まずはあの子のために空いているベットに案内してもう。

丁寧に背中からあの子を下ろした後、委員長さんにはやって貰いたいことを頼んだ。


「そこら辺にいる先生に頼んで先ほどの三人を捕獲して来てください。」

「捕獲は言い過ぎですよ。でも、ほおっておくわけにもいきませんし、任されました。」


なるべく音をたてないように扉を閉めて行ってしまった。

委員長さんを見送った後、今度は私の処置をする。


「先生、消毒液と綿とガーゼ勝手に使いますね。‥‥あと、固定電話も借りますね。」

「好きに使ってください。……って、怪我してたんですか!?」

「ちょっと切っただけですよ。」


手を怪我する事なんて慣れていたので、すぐに処置は終わった。

それから私はすぐに迎えの手配を済ませた。


それからは彼女の寝顔を見ながら待ち続けた。

久々に安眠できたと言った感じで笑顔で寝ていた。

その彼女は可愛らしく、ついつい撫でてしまった。



――――――――――――――――――

――――――――

――――



「あら、目が覚めたようね。」

「……ここ、は。」


彼女はびくびくしながら周りを見渡した。

そして突然飛び上がり、


「す、すみま、せん。」


彼女に謝られてしまった。


「別に謝られることはしてないと思うわよ?」

「で、でも、お、お膝で‥‥。」

「それは私がしたくてやっていたことだから気にしなくていいわよ。それよりも、まだ疲れが残っているでしょ?さあ、続きをしてあげるから来て。」


そう言って、右手をそっと奥に隠しながら膝の上を左手でポンポンとたたいた。

けれど彼女は、 そんな事できないと言って来てくれない。


「もしかして、私の事嫌いなのかしら。‥それならしょうがないわよね。」

「ち、違い、ます。…わた、私、は、怪我、を、させて、しまった、のに、」

「そのことは気にしていないわよ。この通り大したことないから。」


私は見えやすいように左の手を見せた。


「!ど、どうして…。私、が、手を…。」

「私の手は切れてないわよ。まだ混乱していているようね。‥…ほーら、こっちに来て?」


そう言って、左手で膝をポンポンとたたく。

すると、ビクビクとさせながらゆっくり近づいてきてくれた。

そして、恐る恐る私のベットに上がり横のなる。


「さあ、ゆっくりと目を閉じて。…後は、私に身を任せて。」


彼女の疲労はやっぱりたまったまま。

膝に頭を乗せて横になるとすぐに寝てしまった。

寝ている姿を見るとまるで小動物みたいで可愛らしい。


「そう言えば、ご家族に今日はこちらで預かることを伝えておかいといけないわ。名前は……。」





―――――――――――――――――――――

――――――――――

――――




あれから数カ月が過ぎて行った。

季節も一つ変わり、月末からは休校に入る時期になった。


「愛奈さん、今日も保健室に行くんですか?」

「はい。あそこには美瑠玖みるくがいますので。」

「それなら今日は私も行きます。」


そう言って委員長さんは私の後ろをついてくる。

あの日を境に私は、彼女、美瑠玖みるくの面倒を見ることにした。

もちろん、授業をサボるという名目もある。

あの日の翌日、私は委員長さんに手伝ってもらいながら彼女のいじめの件を公にした。

そのこともあり、美瑠玖は今精神治療と言う名目で保健室で一人学園生活。

私は公にした責任という事で面倒は私が見ることに。

反対にある程度の授業の免除が許された。

それによって、保健室に行けば授業をサボれるようになった。


でも、今の私にはどうでもよかった。

サボれてうれしいという気持ちは1割ほどしかない。

残りの9割は美瑠玖が心配でたまらないという事だった。


本当は美瑠玖を学校に連れてくることはしたくなかった。

彼女の家、もしくは私の家に。

そう思ってもいた。

ただ、それは許してはもらえなかった。

私の親だけでなく、彼女の両親さえもだった。


お父様はあくまでも、子供には家ではなく外にいてほしいという至極まっとうな意見のもと。

しかし、美瑠玖の両親は違った。

『せっかく授業料を払っているのに行かななんておかしい。』

『いじめられたのはお前が悪いからだ。』

と、狂った化け物の様な事ばかりを言う社会の汚点ゴミだった。


お父様には私を自由にさせてくれている恩がある以上逆らいたくはなかった。

ただし、美瑠玖の家にはいさせられない。

そこで、保健室(先生付き)を買収して、学園内で美瑠玖が安心できる場所を作ることで妥協した。


「失礼します。」

「失礼します。」


委員長さんと一緒に中に入る。

先生と美瑠玖は奥の方で勉強をしていた。

普通ならすぐに声をかけるけれど、とても集中しているようなので静かにしていることにした。

委員長さんも同意見だっようで、落ち着くまで入ってすぐにある長椅子に座って待つことに。


数分後。

何もせずに見舞る事は思っていた以上に苦であったため、数回寝てしまいそうになっていた。

また、委員長さんはすっかりお昼寝もモード。

目はぱっちりと閉じていて起きる気配はない。


休憩はいつになるのだろうかと思い、ふと美瑠玖が勉強している方を見ると目が合った。

その直後、美瑠玖は硬直してしまっていた。

先生はその姿を謎に思い、目線をたどって私たちに気づいた。


「これはこれはすみません愛奈様!!」

「わ、私も、すみ、ま、せん!」


せっかくの勉強の邪魔をしたくなくてこっそりと待っていたのに、これでは本末転倒だった。


「私たちの事は気にせず勉強を続けてかまいませんよ。…それともちょうど一区切りするところでしたか?」

「い、いえ。あと少しではありましたが…。」

「ならついでにそちらを終わらしてください。私たちは邪魔しに来たわけではないので。」


そう言うと、急いで終わらしますと言った感じで取り組みだした。



―――――――――――――――――

――――――――

―――



「‥‥ほよ?」

「委員長さん、目を覚ますのが遅いですよ。」

「……あれ!?私もしかして寝ちゃってた!?」


委員長さんはキョロキョロと見渡し、時計を見つけると睨みつけて青ざめていた。


「よ、4時‥…。」


あの後、勉強はすぐに終わりいったん休憩を取ることにした。

それから少しして勉強を再開。

私も、範囲を確認してから参戦。

授業はサボってはいるものの、試験で赤点を取ることはない。

天才、ではないけれどそこそこ頭は良いと自負している。

先生と協力しながら美瑠玖が分かりやすいように勉強を教えてあげていた。

その間委員長は来た意味を忘れて眠り続けていた。

その結果、すでに今日の勉強は終了。

委員長さんが起きるまで私は美瑠玖と駄弁っていた。


「起こしてくださいよ!」

「何度も呼び掛けました。それでも起きなかったのはあなたですよ。3人で何とか起こそうとしたのに全然起きないんですもの。」

「本当!?」

「ほ、本当、です。わ、わた、し、も、てつだ、い、まし、た。」

「そんな~!!」


オーバーリアクションをするものだから美瑠玖がとても怯えている。

それでも今では自分の意見をゆっくりと言えるところまでは来ている。


「って、先生はどこに行ったんですか?」

「会議があると言って出ていきましたよ?」

「……待ってそれ、私も出ないといけない会議じゃ…。急がないと!」

「落ち着いてください。」


何とも、落ち着きがない。

ここは静かにする場所であるにもかかわらず。


「あなたも出る会議があるのに、何も考えがない状態で先生が行くわけないでしょう。ちゃんと、体調不良による欠席と伝えると言ってましたよ。」

「そ、それなら、よかったのかな?」


数回悩みながら、彼女は不本意にも納得という感じ。

それからこちらの方に何度か目を向け、


「‥‥あえて、あえて突っ込まなかったんだけど、何してるの?」

「何って、頭を撫でてるだけよ?」

「うん、うん、それぐらい私も分かるよ。‥…でもさ、一緒の椅子に座らなくてもいいんじゃないのかな?」


別にいいじゃないですか。

私の好きな子が私のお膝に座って私が頭を撫でる。

誰だってしたいに決まっているじゃないですか!

……と言えば、委員長さんはいろいろ言ってきそうなのでここは納得させれることを言いましょう。


「何言ってるの。こっちの方が、私が嬉しいからに決まってるからじゃないですか!!(撫でやすいでしょ?)」


ふぅ~。

…………。

完璧に間違いました。

本音を隠しきる事が出来ませんでした。


「愛奈さん、それはどうかと思うよ?」

「わ、わたし、は、きにして、いま、せん、ので。」

「美瑠玖ちゃん。いやなことは嫌って言わないといけないよ?」


何ですかそれは!

まるで頭を撫でることが美瑠玖は嫌々されているみたいじゃないですか!

私は彼女が嫌がることをするはずないでしょう?

ちゃんと、彼女の許可を取って撫でているに決まっているじゃないですか!


「委員長さん、まるで私が無理矢理させている言い方はやめていただきたい。私はあくまで、本人に許可を取っているんです。」

「本当ですか?どうせ強制したんじゃないんですか?」

「そこまで言うなら本人に聞いて見ればいいでしょう?さあ、美瑠玖、怒らないから本当の気持ちを教えて?」


私は頭を撫でながら彼女に問いかける。

美瑠玖からも言ってくれれば委員長さんも信じてくれるはずです。


「わ、わた、わたし、は、いやじゃない、です。もっと、して、ほ、ほしい、です。わ、わたし、で、よろこんで、くれる、なら、すきに、して、ほしい、です。」

「ええ、あなたがしてほしいならもっとしてあげますよ。」


出ない声を頑張りながら出すところがとても可愛らしい。

私をとてもトキメキさせる。

やはりこれは”恋”なのだろう。


「……美瑠玖さんが嫌じゃないなら私からは何も言いません。でも、節度を持った行いをしてください。」

「分かっています。私も今では立場が少し危ういのは分かっています。そんな時におかしなことはしませんよ。」

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