第5作 あがいてやる

いつからだろう

僕たちの前に立ちはだかるのは壁ばかり

それも見える壁じゃなく先の見えない壁なんだよ


壁に絶望し諦める者もいれば、

歯を食いしばり登ろうとする者もいる


今の僕らはどちらだろうか

俯いて前を見ず、何もしないのか

顔上げて前向いて、壁に挑むのか


答えは僕ら自身が内に秘めている

想いを今、解き放つのさ


失敗したって落ちたってかまわない

何もしないでは何も得られない


大丈夫だよ

得るものすべて僕らの経験値だから


人生はまだこれから続いてく

先の長い旅は始まったばかり

一歩ずつ進んでいこう


頼れる人の後ろについて

壁を登るのは簡単だけど

それがいつまでも続いていくとは

思わないことだ


いつか人は

たった一人孤独に戦うことになる

その時自分で決断ができるだろうか


今は不安かもしれない

それでも前を見て踏み出すしかないのさ


ダサくたってみじめだってかまわない

かっこ悪くってもあがいてみせよう


大丈夫だよ

生きてさえいればいいことはたくさんあるんだよ


人生の続く限り僕たちの戦いは続いていく

あがいてあがいてあがいて

それでもなお僕たちは生きていく

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