カーボン・フェイス

マリラーシティは混迷を極めていた、 子供達の避難を行っていた自警団達が

レベルマックスの囚人、 カーボン・フェイスに襲撃を受けたのだ。

カーボン・フェイスは元自警団団員で自警団の内情から警備の手薄な所を

顔を頭巾で隠して犯行に及んだ、 しかし休みの自警団員と出くわしてしまい

すったもんだの挙句に頭巾が燃えて顔が黒焦げになってしまった

その後、 自警団に捕縛されるも自警団を恨んでいる。

武器の松明で自警団を思い切り殴っていた。


「あ”ぁ”ぁ”ぁ”ぁ”ぁ”!! ち”ぐじょ”う”め”!!」


カーボン・フェイスが黒焦げの頭を掻きむしりながら叫ぶ。

自分を捕まえた自警団がこんなに弱いとはふざけてやがると。

自警団の死体に火を燃やして憂さを晴らす。


「あ”ぁ”い”ら”い”ら”ずる”!!」


カーボン・フェイスのイライラは最高潮である。


「あ!!!!!!!!!!!」


声が響く。

カーボン・フェイスは声のした方に振り返る。


「だん”ぢょ”う”・・・」


カーボン・フェイスが振り返った先に居たのはヴァット・ハリスキャー。

自警団団長である、 彼は実力は有るが突然叫んだり

唸り声をあげる精神的な病を患っている。


「カーボン・フェイスか」


剣を構えるヴァット。


「ぶぶぶ、 でごだえ”の”あ”る”や”づがででぎだ」

「手応えの有る奴? 君が今殺した団員達は避難誘導の非戦闘員だ

彼等を殺して良い気になっている黒焦げ頭が何を言うか」

「じょ”う”どう”だ!! ぶっ”ごろ”ず!!」


カーボン・フェイスが松明を掲げる。

ヴァットは飛んでカーボン・フェイスの右腕を切り落して松明を吹き飛ばした!!


「ぐわ”あ”ぁ”ぁ”ぁ”ぁ”ぁ”!!」

「お前がレベルマックスに囚われていたのは犯行の悪質さと被害が大きいからだ

戦闘能力では大した事が無い、 あ!!!!!!!」


歯軋りをするカーボン・フェイス。


「ごろ”ずぎが!?」

「そうしたいのは山々だが、 君が弱過ぎるからこのまま捕縛させて貰おう」

「ぐがあ”ぁ”ぁ”ぁ”ぁ”ぁ”!!」


絶叫するカーボン・フェイス。

しかし、 しゅるしゅるとカーボン・フェイスの周囲を取り囲む謎の赤い束。


「な!? なんだ!?」

「ごれ”ば・・・」


そうこうしている内に赤い束がカーボン・フェイスを包み込み消失した。


「き、 消えた・・・」

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