ぼっちが時刻表を見ていたら、美少女が接触してきた話

第559話 休日の講義3

現在俺は1人で部屋の掃除中……なのだが。なんかいろいろ発見されている。

いや、マジでなんで？である。俺の物以外が普通にちょっと漁ったら出てくる。そんなに広い部屋ではないのに――不思議すぎる。何かに紛れて1つポン。とかではなく。ちょっと漁っていると、何かが出てくるという状況だった。

なお、先ほどから出てくる物。柊率が上昇中である。

っか、そりゃ柊なんかいろいろ無くなるよ。消えるよ。である。卒業論文のデータが消えた。というのはまた別の問題だと思うが――何故に人の部屋に、服。カーディガンや、レジュメを置いていっているのか。って、また何か出てきぞ。

さらっと、棚の横にあったトートバックって、ついに鞄が出てきたか。先に言うが俺の持ち物ではない。一応パカッと中身を確認。うん。これと言ったものは入っていないが――何かの講義？のレジュメらしきものがここにも。あと筆記用具もいらっしゃった。

いや、何で俺もこれに今まで気が付かなかったのか――って、気が付かない原因は海織の物が普通に俺の部屋にあることが多いから。隅っことかに見慣れないものがあっても。気にしてなかったというのが原因か。

まあ、トートバッグが置いてあったのはホント隅っこだしね。うん。仕方ない――って仕方なくはない。うん。俺もちゃんと日常的に部屋を見ないといけないのか。

そんなことを思いつつ俺はトートバックを柊ゾーンに置く。また物が増えたである。予想以上に俺の持ち物以外が出てきている。びっくりである。って、柊の荷物はこのトートバックに入れることにした。柊セットである。

ちょっと現状を整理すると、今のところ海織の物は――まああって普通なのだが。一応海織ゾーンに七菜ゾーン、柊ゾーン。出来ている俺の部屋。うん。おかしい。何でこんなことが起こっているのか。って、今のところ俺の部屋に物を忘れていっていない。置いていっていないというのは斎宮さんだけか。まあそんなことを思っていると斎宮さんの物も出てきそうだが――今のところ斎宮さんの物っぽいのは目に付いていない。

次に俺は片付けをちょっとしているだけでも暑く感じるようになってきた。ということで、そろそろ薄手の物、半袖とか七分の服を確認しようと再度自分の服を漁っていると――すぐに俺のではないベストが出てきた。先ほどは見ていない場所からまた発掘って、いやいや、何で普通にハンガーに俺の物ではないのがかけてあるのか。マジで謎すぎる――って、もしかして海織が間違ってしまった？

いや、海織なら俺の物把握してそうだから――うん。って、ことは――勝手に柊が来た時にハンガー使ってかけて――そのまま忘れている。うん。それだな。そのパーターンで俺の部屋に地味に柊の服関係が数着いるのか。ホント何でポイポイと柊の物が出てくるか。不思議だよ。はい。これは柊のベスト。俺は先ほど作った柊ゾーン。柊のトートバッグの上にベストも置く。って、ほんとおいおいだよ。マジでいろいろ出てくるな。どういうことだよ俺の部屋。どうなってるの？ここ荷物置き場。物置き場じゃないんだが――そんなことを俺は思いつつ。とりあえず自分の服は普通にあるので、買ったりということは今は必要ないか。と、整理を終了し。次は――と部屋を見渡すが。うん。先ほども言ったが俺の部屋。そんなに広くはない。そして一部海織がずっと使っているので――ってちょっと待て、あまり気にしてなかったが。海織のところも地味に多いから――海織ゾーンが拡大している？うん。ちょっとこれは本人が居る時に片付けをお願いしようかな。うん。今漁るとね。怒られるというか――海織は起こらないとは思うが……いじられる未来が見えているのでね。よし。とりあえず今のところは見つかったものを再度確認してみた。

って、主に柊の物だったな。あとは七菜のテキスト。うん。これは――帰ってきたら渡せばいいからそのまま机の上に――って、そういえば七菜は今晩この部屋にご飯を食べに来るんだったな。なら目立つところに置いておこう。

そんなこんなで俺は各自の荷物を詰めて……って、違う。柊の物を詰めていく。うん。柊の物多すぎ。謎！ちなみに斎宮さんの物と思われるものは最後まで出てきませんでしたね。うんうん。これが普通だと思います。

まあ……海織のところに混ざっていたらわからないけど――うん。女の子の物は見てもわかりませんからね。それに海織もいろいろ持っているから――俺もパッと見ただけでは1つ１つを覚えて無いので――わかりませんからね。

とりあえず今わかっている物を俺はまとめて――ざっとだが。整理完了である。

それからちょっと物を動かしただけで埃などが目に付いたので俺は床掃除などもした。にしても何で埃とかってすぐに溜まるのか。部屋の隅っことかさ。本の上とかも。さっき本を触った時。あまり最近読んでない本は埃がー。だったのでね。あとは、棚のところとか。うん。ちょっとちゃんと見てみると――である。

でもあまりちゃんとしていると――なので、俺はささっと普通に床掃除などをして掃除。整理は終了とした。うん。予想以上に自分の物以外を発見した俺だった。何度も言うが――謎すぎる。