第475話 5人でランチ6
柊と七菜がなんか言い合っていたので――。
いつものベンチは賑やかだった。うん。かなり賑やかとなっていた。
って……言い合っているお2人さんは「お昼ご飯は……いいの?」的な事を海織が言うまで続いていました。はい。元気ですね。うん。仲いいみたいです。
まあその後2人が慌ててお昼ご飯を食べていたのは――まあ触れなくていいかな。ホントバタバタしていましたが――うん。
いやね。俺も本当はもう少し前に声をかけようとはしていたんだがね……。
何故か俺が声をかけようとすると――察知されたというか……お隣に居た方がですね。うん。名前を言わなくてもわかると思いますが。海織がさせてくれなかったんですよ。はい。
海織は――面白く。したかったみたいでね……うん。
俺に行動をさせてくれませんでした。
お昼ごはんは――ゆっくり話しながら食べるとかの方が個人的にはいいかと思ったんですが……お隣さんの考えは違ったようです。
あともう一方……もね。うん。楽しんでいましたよ。はい。斎宮さんが隣で大変楽しそうに大笑いをしたり――途中はクスクスして海織と楽しそうに過ごしておりました。はい。
そんなこんなで――俺と海織、斎宮さんはまあ普通にお昼ご飯を食べたのだが……うん、残り二名様はバタバタと――。
ホント時間がギリギリでしたからね。
でもなんとか――食べ終えてましたが……大丈夫かな?とか思っていた俺です。
ってそんなこんなでなんかいろいろあったお昼休みは――終了間際。
うん。何かあっという間だったような。長いような――という感じで。でもとりあえずは講義がこのあと皆さんありますので――移動となりました。
七菜も途中まで一緒ということで今は一緒に歩いています。
――そんな時だった。
「—―加茂先輩。加茂先輩」
七菜が話しかけてきた。
現在俺の前では――なんか柊と斎宮さんが言い合っているというか――いつものように仲良くしていて……その斎宮さんの横で海織が何故か……「今度の高級ランチ値段上げてもらおうかな?」という意味の分からないことを言っていたりという時に――って海織はなんでそんなことを言っているのか。うん。柊は特に海織に関しては触れていなかったような――うん。斎宮さんがなんか言うのはわかるというか――七菜の事ばかりというか。1年生の事ばかり柊が話していましたからね。まあいろいろ斎宮さんは言いたくなる――というか。単に叩きたいだけなのか。バシバシ攻撃しています。うん。
ってやっぱり海織が――今後開催予定というか。決行されるであろう予定に関して条件を上げている理由が――俺にはわからなかった。
あっ、もしかして斎宮さんをいじめている……ではないが。うん。そんな感じで、斎宮さんの見方を海織はしつつちゃっかり――かな?とか俺は思いつつ……って危ない危ない。忘れるところだった。俺は七菜に話しかけられていたのだった。
「—―うん?」
とりあえず七菜への反応よし。
そして俺が隣へと来た七菜の方を見ると――。
「今日の夕方。夜でもいいんですが。先輩空いてますか?」
「—―はい?」
……うん。こっちもわからないというか――いきなり何のお誘いでしょうかね?ってか七菜さん。確か柊の誘っていた食事会はお断りしてませんでした?なのにこっちに同時刻くらいに来るというか。お誘いは――なんなんでしょうね?これ前の方々に聞こえていたら――いろいろ俺が言われそうなんですが?と俺が思っていると。
「加茂先輩は変なことを考ええてないと思いますがー」
「……はい」
うん。ちょっといろいろ考えていたのが七菜にも筒抜けだったのだろうか――とちょっとドッキリした俺。まあとりあえず冷静に――話を聞くことにした。
「真面目なお話なんですが」
「うん」
「履修登録のやり方教えてください」
「……はい?」
「いや、なんか講義?科目?をネットで登録と言いますか。受ける講義登録しないといけないじゃないですか」
「えっと――だね。でもまだ期間はあるかと――」
うん。1週間2週間くらい履修登録期間はあったよな。と俺が思っていると。
「それがですねー。私の周りみんなわからないというか。オリエンテーションの時に貰った資料にいろいろ書いてあったんですが……イマイチわからなくて。で――」
「で?」
なんか言いにくそうだな。と俺が思っていると七菜は小声になり――。
「みんなは白塚先輩に教えてもらいたい。ってことになってるんですよ」
「うん。なら柊に頼んでみては?」
「えー、だってお願いすると――ですから。でもまあ今日食事会があるから行く子は皆自分でってなってるんですよ」
「あー、なるほど……って結局七菜は――なんで俺に?」
「……みんなの前で私は知ってるから大丈夫。白塚先輩は必要ない……って言ったんですが――その後ネットでやってみようとしたら――わからなくて。でもやった子とかに聞くのも――で、お隣の先輩を頼ってます」
「……なんか七菜も大変で……ってまあ、履修登録は俺もするというか。毎回前期後期の初めにあるからね。うん、ちょうど俺もまだだからいいよ」
「やった。ありがとうございます。って次の講義室向こうだった。じゃ、加茂先輩、また連絡します。皆さんには――講義室へ行ったと。伝えてください」
「あ、ああ……気を付けて」
と、いうことで、今日の夜?また七菜が来そうですが――ってコソコソ話していたのは――前の3人には気が付かれなかったみたいです。
なんか――まだ斎宮さんが柊を叩く――からの海織も隣で楽しんでいるということが起こっています。はい。
まあよかったのかな?うん。って3人は七菜が消えたことにこの時は気が付いて――。
うん。海織をなめちゃだめですよ。である。
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