第458話 ランチ後

七菜とのランチは……なんか後半というか。

うん、まあずっとと言ってもいいかもしれないが。

バタバタという感じで終わっていった。


いや、うん。まさかの藤井寺先生登場には驚いたし。そもそもそんな予想はしてなかった。

って――うん。藤井寺先生が――難波先輩を知っていたのには驚いたな。うん。そんなところで繋がり。接点があったのか……って感じでね。


そりゃもっとおしゃべりというか。常にいろいろと難波先輩と会話などをしていたとか。

大学内で会っていたりしていれば、そういう接点を早い段階で知れたのかもしれない。知るタイミングはあったのかもしれないが――。

まあ今回はたまたまなかったというか。今のところというかずっと俺の周りは決まった人しか居ないといいますか……俺の交友関係が狭いと言いますか――それはいいか。うん。いいな。悲しくなるからな。とりあえず機会がなかったと。


とにかくだ。

藤井寺先生は難波先輩を知っていた。


そして、どこをどう見たら……あのムキムキな先輩から――七菜を妹と思えたのかと――というか……うん。マジでどこを見た?だったんだがね。

結局俺にはわからなかった。


いやだって難波先輩と七菜って――うん。まあ似ているところもなくはないが――見た目がまずね。違い過ぎるというか――でも……もしかしたら何かあるのかもしれない。とか俺は思いつつ再度考えていたが――わからなかった。うん。言ってはいけない事かもしれないが――似てる?である。うん。


まあそんな少し前の事はさておき――あっ少し前というのは既に俺たちは解散しており。現在の俺は1人で湯の山温泉駅へと向かっているからである。


あの後は、少し話したりした後、七菜は午後の講義へと向かい。

藤井寺先生は自分の部屋というか建物の方へと向かって歩いて行った。

うん。なので今は俺は1人である。 


ってかちょっとの時間だったがわかったことを整理すると――。


藤井寺先生は難波先輩を知っていた。

ちなみにゼミが――とかではなく。難波先輩が藤井寺先生の講義を受けていて、よく講義後などに話すということがあったらしい。

藤井寺先生曰く――。


「難波君は大きなことをする」


だった。

まあ確かに今大きなことしてますよ的なことを少し話したが……うん。難波先輩。勝手に藤井寺先生に話しましたが……大丈夫ですよね?って七菜が話しだしたのだが――。

っか、気が付いたら七菜は普通に藤井寺先生と話していて、大学での難波先輩の様子を少し聞いていたな。俺はそんな光景を見つつ――。


さっきも言ったが、藤井寺先生は七菜のどこを見て難波先輩と繋げたのだろうか――と考えていた。うん。今だに俺はわからない。

あれが人生経験が豊かになるとわかるというか――うん。どうなんだろうな。


そんなことがありまして……今の俺は湯の山温泉駅へと到着し――近鉄四日市行きの電車を待っていたのだった。


――ってか……ちょっといろいろ考えながら歩いていたからか。

俺が乗る予定だった電車がさようならをしていたのは――まあ詳しく言わなくていいな。

本当は13時32分発の近鉄四日市行きの普通電車の予定だったんだがね――って俺結局話してるし……まあ1人だからね。何かぶつぶつしている方が時間もつぶれるか。である。


なお次の電車は14時00発までなかったりする。

時計を見ると――あと25分弱ありますね。

はい。結構待ち時間があります。


暇なので――ふと周りを見て見ると……。

今のところ駅は静かです。ちょっとロータリーの方には人が居るが……駅のホームは静かです。人がほとんど居ない。


――うん。ホント静かです。まあ昼過ぎはよくある光景である。

でも少し時間がずれると――学生でいっぱいに――とか、目の前にドーンとある山に行っていた人の帰りなどで――まあそこそこ賑わうんだけどね。


……うん、ネタ切れです。周りがいつもの光景過ぎて――というのか……1人だとなんか電車を待っていると――かなり長く感じるのだった。

誰か居ると話したりしているので待っていてもあっという間なんだけどね。今は――電車まだかな……と発車したばかりなのにそんなことを思っている俺だった。


――って、そうそうネタはあった。

この後だが――俺の家では何かをしている海織が居たり――。

夕方にはまた七菜が再登場して、海織にも藤井寺先生と難波先輩が……という話をすることになるのだが……まあそれはまた別の話である。


……うん――うん……?って、何かあったように言っているが――。


実際は……俺が帰ると海織がいつものように俺の部屋でくつろいでいて――。

それから少し海織と話していると七菜がやって来て――。

海織と七菜が料理タイムになって――。

完成後は雑談しながら美味しくいただきました。


というまあ特にこれと言って何かあったんではないが……えっ?いろいろ起こっている?女の子が家で料理している光景がおかしい?なるほど……うん、そうなのかもしれないが――俺にとってはよくあることになりつつと言うか――。

そういや七菜も毎日居るよなー。という感じだった。


そういえば少し前に触れた気もするが……。

前日にも七菜は俺のところに愚痴りに来ているのでね。うん。あれは――すごかったというか。うん。


誰か柊と七菜が仲良くなる方法を教えて欲しいです。だな。


何であそこまで揉めれるというのか……でもなんやかんやで一緒に行動というか――訂正。昨日めっちゃいろいろ言っていたから変なことは言わないでおこう。

うん。ってか――この後の事より。昨日の事を説明しておいた方が良さそうだな。うん。


とかまあ俺が湯の山温泉駅で1人だったということもあり。

いろいろと思ったり考えたりしていると――。


湯の山温泉駅14時00分発の近鉄四日市行きの普通電車がやって来たのだった。

とりあえず昨日の事をちゃんと思い出すために――さあ、帰りましょうである。

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