第442話 ドライブデート3

多度大社にお参りに言っていた俺と海織。現在は帰り道……。

うん。行き来た道で四日市方面へと進んでいます。

が……時間が夕方になったということもあり……またもやのんびり移動中。


まあ余談を言うと。

海織が少し前に、行きに通った際に場所を確認していたショッピングモールに寄っていたから……まああれから2時間ほどまた時間が経過したというのも、少し影響しているとは思うけどね。

はい。道が渋滞しています。まあでも普段行かないところに今は行けるのでね。せっかくなら寄ろうって感じで行ってきました。


ってか、本当は道路に詳しかったらもっと抜け道というか。違うルートもあるかと思うのだが。それがわからないのでね。とりあえず大きな道。国道を走っている俺と海織だった。


「えっと……そろそろ右折?」

「えっとね――来るときはこの道に乗って来たっけ?って楓君楓君」

「うん?」

「既に行きすぎてない?」

「……マジ?」


俺はあたりをキョロキョロ。うん。どこ走っているかいまいちわかってません。すると海織が――。


「あっ、でもこのまま海に近い方の道でもいいかも」

「ははは……だから行きに見たことない建物がちょっとあるな――だったのか。ってか。そうか、行きはこの道路?に乗ってすぐくらいに近鉄とJRの線路くぐってたか」

「あっ、そういえばそうだったね。ってそれ……通過したっけ?」


うん。海織もあまり覚えてない様子だった。まああまり来ないところ。はじめてのところだとね。こうなるか。ってやつですよ。


「どうだっけ?とにかく。行きすぎてるのはわかったから……あの四日市って看板を目指したらいいかな?」


俺は少し前に見えている道路標識などを見つつ海織に言う。


「うん。多分それでいいと思う。で。そのまま四日市方面まで走ると……食堂?食べ物屋さんがあるみたいだからー、そこで晩ご飯食べていこうか」


――えっと……なんで海織さんそんなに詳しいのに途中で右折するところは気が付かなかったのかな?と俺は考えつつ……ってすぐにわかったわ。であった。


「……海織。はじめから寄りたいところがあったと」

「てへ?」

「それなら普通に言えばいいのに」


うん。ちょうど信号で止まっいたので見れたが。この顔の時。怪しい顔の時。うん。ニヤニヤしている時は大体海織の計画通りに物事が進んでいる時だろうと経験上、俺はそんなことを考えながら運転していると……。


「偶然見つけた感?あった方がいいかなーって」

「変に慌てることになるので、事前報告の方が嬉しいのですが……」


うん。本当に急な道路変更とかより。出発時点で行先がわかっている方が安全だと思います。はい。特に普段車移動が少ない子は道があやふやなんでね。

運転中に変わるというのは危険なんですよ。はい。って海織に言っても……どうだろうか……か。うん。俺はそんなことを考えながら。

とりあえず、俺と海織は途中からは行き来た道とは違う道で、四日市を目指すこととなったのだった。


何となく右手側が四日市方面という事しかわかっていない俺だが……どうなるか。

いや、もしかしたら途中で道がそれたりしていて……既に右手側は別方面になっているかもしれないが……でもまあ所々で出てくる看板の地名がまだ聞いたことがあるところばかりなので大丈夫だろう。


……って看板に「津」と「名古屋」だけに文字がなったのだが……大丈夫だろうか。うん。まあとりあえず名古屋ではなく津方面に向かっていれば大丈夫なんだが……うん助手席の案内人さん……怪しいです。

はい。でもとりあえず真っすぐ走っていればいいかな?と俺は思っていたのだが――ダメだった。うん。


海織となんやかんや話しながら走っていたのだが……途中でループ?とか言うのかな?まさかの右折。右手方面が四日市と思っていたら。

なんか道がぐるっと回っている案内地図が出てきましてね……はい。左折が四日市、津方面という看板が出てきたため。ワタワタと車線変更して……うん。いろいろありましたが。無事に四日市方面の道路へと入りました。はい。

ホントルートは動き出す前に考えておかないと。または聞いておかないとですね。はい。ドタバタは危険です。


なお。その後は……夕方の時間ということもあり。

もう各所で渋滞祭り開催中。という感じになってきまして……のんびり?移動となり。気が付いたらあたりも暗くなってきた――という時間にやっと俺と海織は四日市市内?というか端っこかな?とりあえず四日市市内に入ったのだった。


それからすぐに海織が……「そこそこ」とまあやっぱり完全に初めから予定に入れていたであろうお店がありまして……ってこんな工業地帯?のところにあるのか?と思っていたら――なんか近くに広場?公園もあり、意外と緑……って場所ですよ。うん。もう暗いからはっきりはわからないが……でもそんなところへと俺と海織はやって来た。


駐車場に入りながら……。


「あー、そういえばコンビナートの夜景とか。最近話題になってたよね」


周りを見つつふとそんな情報どこかで見たな。と思い出しながら俺が言うと……。


「そうそう、今日見れるかなー。だったんだけど。渋滞のおかげで普通にいい時間だね。暗くなったし。でもまずはご飯食べようよ」

「了解です」


うん。その後車を止めて俺と海織はお店へと向かったのだった。

まあ地味に長時間移動となったので……渋滞は疲れます。はい。

とにかくいったん休憩となった俺と海織だった。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る