ぼっちが時刻表を見ていたら、美少女が接触してきた話

第318話 そうだ旅行へ行こう！19 ～海織サイド～

「じゃ、15時くらいに南禅寺でねー」

「うん。わかった。頑張ってこっちも回って来るね」

はい。現在私は……五条駅。に4人で居ます。って今楓君と沙夜ちゃんは私と白塚君が乗る電車とは違う方向の電車へと乗って行きました。

京都旅行2日目は……ちょっと別行動ですね。午後には合流するけどね。

「じゃあ白塚君こっちも行こうか？」

私が声をかけると――。

「あ、うん。行こうか。ってか宮町さんと2人で行動って……レアだな。っかこれで良かったの？」

「うん。大丈夫だよ」

と、ちょっと戸惑い？の見える白塚君と私も五条駅を出発しました。

そう、こっちはテキパキ動かないとだからね。計画が狂うと待ち合わせ時間。集合時間に遅れちゃうからね。

「あれ？ってか。宮町さん」

「うん？どうしたの？」

「今からどこへ……だっけ？京都タワー？」

「あー、てへ？」

「おぅ……」

うん。白塚君にはまだこの手は使えますね……うんうん。ドキッとしたはず……ということで……わがままを言いましょう。

「ちょっと行きたいところあるから――寄り道していいかな？」

「どうぞどうぞ。うん。楓……めっちゃいいじゃん。うんうん。あっ宮町さん飲み物とか居るならいつでも」

「はーい」

よし。これで私の目的……御朱印巡りできそうですねー。大丈夫大丈夫。ちゃんと白塚君の行きたいところも……1か所は頑張って入れるからねー。

ということで、私はパパっと調べただけだから……ちょっと心配なところもあるけど……でも多分大丈夫と信じて……五条駅を出てからは九条駅まで地下鉄に乗りました。

えっ？京都タワー通過しちゃったよって？思っている人居ますかね？

はい、通過です。ごめんねー。ですね。

「あれ？えっと――宮町さん。ここからはどちらに？」

「東寺かな」

「うん？」

「まあまあお散歩お散歩だよ」

「—―おう。まあ散歩もいいか」

よし。ＯＫ。あとは雑談入れつつ……歩く。歩くっと。

私と白塚君は九条駅に着くと東寺までちょっと距離があるんだけど――うん。京都駅で近鉄に乗り換え……っていう方法を楓君から聞いたけど、京都駅で降るとね。京都タワーへ――に白塚君がなっちゃうと……時間が。だからね。頑張って歩く方を選びました。今でも結構ギリギリな気がするからね。

結局その後は……20分30分かな？私たちは話しながら歩いて――。

東寺にやってきました。そして1時間弱かな？中を見て……おお、ここが楓君たちが前に来たところかー。的な事を思いつつですね。中を回って御朱印ゲット。

「いやー、ここすごいな」

と、私の隣では白塚君もなんやかんやでやってきたら……うん。楽しんでますね。ということでこの流れで――。

「じゃ、次はバス移動かな？」

「バス？」

「うん。調べたから多分大丈夫だよ。付いてきて」

「あれ？バス」

「そう」

と、私と白塚君は東寺を出ると……少し歩いてバス停へ。バス停は……どこかな？ってよかった。何とか見つかりました。確か予定では30分くらいここからかかるかな。うん。バスは道が混んでいるともう少しかかるかもしれませんが……大丈夫でしょう。

ちょうど私たちがバス停に着くといいタイミングでバスが来たので……それに乗って――はい、白塚君は乗ってから気が付いたみたいですね。

「あれ？宮町さん京都タワー行くんじゃ……」

「あっ、忘れてたー。てへっ。ごめんごめん。清水寺の事しか考えてなかったよー」

「おお――うん。まあ……いいか」

うんうん。押せてますね。よしこのまま行きましょう。ごめんねー、白塚君。

「あっ、そうそう、清水寺行く途中に1カ所寄っていいかな？」

「えっ？」

「豊国神社に寄りたいんだけどダメかな？」

「ＯＫです。どこかわからんけど」

「ありがとっ」

いい感じに進んでまね。

バス移動中ちょっと途中で渋滞もあったけど……まあまあ今のところ予定通りに進んでますね。

ということで私たちは清水寺に向かっている……と見せかけて。途中で下車しました。はい、豊国神社到着です。

大阪のところは前に行きましたが。ここは初めてだったのでね。ちょっと行ってみたかったんですよ。うんうん。来れたー。です。

「おお、ここは――あー、豊臣秀吉」

看板を見ていた白塚君も――興味ありみたいなので――このまま引き連れていきましょう。

私たちは中に入っていき……ここでもくるくる散策。

結局いろいろ見たりしていたから30分以上居たかな？うん。予定よりちょっと押してますが……まだ大丈夫です。

「京都もいろいろあるなー。知らないところばっかり」

「だねー。あっ、次こそ清水寺行こうか」

「おお、来た来た。って……ここからどうやって行くんだ？」

「歩きかな？」

「あれ？そんなに近い感じ？っか俺今自分たちがどこに居るか全く理解してないんだけど……」

「まあ話してたら着くと思うよ？」

「なら……まあいろいろ見るところもありそうだし」

「そうそう、えっとね。五条坂？かなその通りを進んで行ったらいいと思うから……まずそこまで行かないとね」

と、私は事前にチェックしていたルートを再確認。うん。大丈夫そう。ちょっと距離があるかな？と思ったんだけど。バスとか調べてもなんか同じような時間になっちゃったんだよね。それに清水寺の周りなら見るところあるよね。ということで……歩きます。

朝ご飯もしっかり食べたからまだまだ大丈夫です！まだまだ体力はＯＫですよ。