第274話 餅つき大会 ~伊勢川島駅06時35分~

今年の年末年始はイベントごとが連続であります。はい。正確に言うと3日間連続かな?うん。


はい。昨日は神社で。今日は神社があった同じ地区の公民館へと行きます。

って新年からなかなかハードですね。


現在の俺は眠い。そして寒いとかつぶやきつつ。テレビを見ながらおにぎりをパクり。


まだテレビは完全にお正月モードですね。ドラマとかの再放送オンパレードです。俺は単に今日の天気……と思っていたのだが。残念ながら天気予報の時間ではなかったらしい。

まあ晴れは晴れらしい。外を見ればわかる。雲が見当たらないのでね。

なのでめっちゃ寒いという。というか。まだ日が昇ってきてません。少し明るくなってきたような気はするが……。


餅つき大会の会場に07時30分集合ということはこっちを06時半または07時前の電車に乗らないとなのでね。ほぼ始発です。ちなみに俺は伊勢川島駅06時35分を目標に起きました。頑張っています。


いや昨日はね。何時だったか。湯の山温泉駅を出たのが17時前だったかな?うん。確かそうだな。湯の山温泉駅16時57分の電車に乗った気がする。

そしてそこから順調に家に帰ってきて――。


そういえば海織も疲れていたのか普通に自分の家に帰っていって、その後なんかクレーム?のメッセージが来ていたような……スタンプがめっちゃ来ました。うん。まあでも海織もお疲れと思うのでゆっくりしてほしいのでね。

という感じで昨日は海織と少しメッセージをした後は……とっとと寝ましたね。はい。疲れていたのか。ってまあ疲れてるよな。慣れないことしてたんだから。寒かったがすぐ寝れたかと。記憶がすぐないのでね。

まあ早く寝れたので翌日早かったが起きるのは起きれました。部屋が寒くて少しベッドから出るのが大変でしたが……冬の朝はつらい。うん。


ってか。本当ならゆっくりベッドでまるまる――ということが希望だが。頼まれたことがあるので。それにお餅にもありつけそうですから。とりあえず朝ご飯を食べ。目を覚ます。というのが今です。


あっ、あと。昨日の帰りにおばあさんからフルーツをもらったので……。

朝からフルーツ付きのちょっとリッチな感じの朝食になっています。まあおにぎりは冷凍してあったご飯をチンして洗い物が面倒だからそのまま握っただけですけどね。


とそんな状況説明をしていたら朝ご飯の時間も終了。着替えもOK。って動きやすい服装がいいと思うのだが……うん。それだと寒いので……服選びが地味に大変だった。ってか餅つきだから――動き出したら暑いか。とか思っていたが。わからないため。まあ普通に準備。着替えも一応準備のち。出発である。


ちなみに外は――。


「寒っ」


だった。うん。この寒さは一桁だな。下手したら……マイナスかも。という感じだった。まあこれから山に近づくので……恐ろしい恐ろしい。うん。そんなことを思いつつ。家を出発した俺だった。


ってそういえば柊とは昨日車内で別れたっきり連絡してないが……ちゃんと時間覚えているだろうか……とかちょっと心配だったので……俺も伝えるのが遅くなったのでね。スマホを取り出して――。


「おはよー。集合時間お忘れなく」


と、メッセージを入れておいた。


すると意外にも……。


♪♪


「大丈夫だ。うるさいガキが居るからもう起きてる。ってうるさいから次の47分の電車乗る予定」


と、柊からすぐに返事があった。


「ガキ?」


と、一瞬だけ悩んだが……すぐに1人該当するかもしれない人が思い浮かび――。


「あー、斎宮さんかな?」


と。あっ、確定はしてないですよ?かもしれない。と思っただけです。決してガキとか思ってませんからね?はい。


とまあ俺も柊に俺もその電車乗る予定で今駅に向かっているということを連絡しておいた。


って再度言うが。確定はしてないが。柊のあの書き方からして朝から斎宮さん?が来ているのか。それとも……昨日から居るのか。柊は休めたのだろうか――?とか思いつつ。伊勢川島駅に到着。

人は少ないかな?とか思ったのだが。四日市方面はそこそこ人が待っていた。ちなみに湯の山温泉方面も……数人。あれか初詣とかで人がもう動いている感じか。みんな寒さに負けずすごいです。とか思いつつ俺は電車を待った。


そして少し待つと伊勢川島駅06時35分発の湯の山温泉行き普通電車がやって来た。うん。電車はお正月とか関係なく。いつも通りの車両がいつも通りに駅へとやって来た。お正月だから2両編成。とかではなく。ちゃんと今日も3両編成の電車です。あと運転手さん。お正月からありがとうございます。である。とかなんかいろいろ思いつつ俺は電車に乗り込んだ。


車内は暖かい。うん。暖かいです。駅に止まる度にドアが開くので冷気は入って来るが。足元が暖かいので……幸せですね。うん。寝れる感じです。


ちなみにこの電車は湯の山温泉駅には06時54分着予定。次の電車でも湯の山温泉駅には07時12分に到着するので……まあ地図アプリを見る限り次の電車でも集合時間には間に合いそうだったのだが。

まあ初めて行くところなのでね。余裕をみて1つ早い電車に俺はしました。


――そして06時47分。


「あー、居た居た」


柊が菰野駅から乗って来た。


「おはよ。そしてお疲れ?なんか朝からもう疲れてないか?」

「昨日帰ってからずっと沙夜が人の家に居てよ。なんか知らないが。元気でさ。よっぽど巫女さんで人気が出たのがうれしかったのか。ウザかった……」

「……なんで帰ってから元気なのか」

「わからん。おまけに朝方?には俺は沙夜に蹴とばされてるしな。離れてたはずなのにどうやったらあんなに移動してくるんだか……ホント寝相の悪い奴だわ」

「……大変なことで」

「楓のところも宮町さん居たんじゃないのか?」

「いや、昨日はお疲れだったのか。ちゃんと自分の家に帰っていったけど?」

「いいなー、なんで俺のところは普通に乗り込んできたんだよ」

「……さ、さあ?」

「ってか、俺たち新年から頑張ってるな。明日は寝れるな。1日だらける」

「まあ今日は何時までするのかわからないけどね。あのチラシ開始時間しか書いてなかったから」

「まあでも昼過ぎまでだろ?」

「でもなんか。餅つきと遊びも――って感じで書いてあったから」

「あー、そういや羽子板?とかなんか書道も室内でできます。みたいなこと書いてあったな」

「書いてあったな」

「……ってことは子供が多いのか?」

「まあ地元の人だと思うけど。冬休み中だし。帰省してきている人とかも来るかも?」

「あー、なるほどな。って難波先輩が絡んでるのは規模が勝手に大きくなるからな」

「あー、確かに」

「ちなみに難波先輩。友人らと会社作るとか言ってたな」

「—―会社!?」

「噂だがな。でももうなんか……ある程度って感じらしい」

「す、凄いな」

「ホントだよ。俺たちとは違う世界に居るマッチョさんだよ」

「身体も確かにすごいな」

「筋トレとかも日々すごいんだろうな。難波先輩の部屋見たことないがトレーニングルームとか持ってそう」

「……ってか難波先輩動き回ってるからそれでいい運動になってそう」

「あー、なるほど」


そんなことを柊と話していると電車はあっという間に湯の山温泉駅へと滑り込んでいった。

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