case7
「あー良かった。これで帰れるな。」
若者達は安心したみたいで、少し落ち着いたんですよ。車を動かしてから。私もこれでこの気味の悪い場所から解放される気持ちでアクセルをさらに踏みこんだんです。
その時です・・それは起こりました・・
「あ・・・やばいて・・ミラー・・後ろ見るなよ・・やばいて・・・」
突然1人の若者の客がそう言ったんです。
「お前何言ってるんだよ?後ろがどうかしたのか??」
異変に気が付いたもう1人の若者が後ろを振り向いたらしくて、その瞬間大声を出すものですから、私は思わず急ブレーキを踏んでしまいました。」
「うわぁぁああ!!いるよぅ!!!!」
大声で人がいるみたいな事を言い出したんです。で、もう1人の若者は数珠を取り出してぶつぶつ言い出してるんです。私も後ろを見ました。その瞬間血の気が引きましたよ・・
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