case6
俺が内容を話したら、そのフロントのやつが下を向いて何も言わないんだよ。
「話し聞いてる?うるさいから何とかしてくれて言ってんの!!それに、事件でも起こるかも知れないんだぞ?なんで黙ってんの?」
深夜に隣の部屋のうるさい声で起こされた挙げ句、ホテルの人間のこの態度で俺はイライラしてきてつい大声で怒鳴っちまったんだよ。フロントのやつに、そしたらようやくそいつが顔を上げて、俺の顔見ながら話しだしたんだ。その時の言葉が一生俺の中で残るトラウマになっちまった・・
「実は・・あの・・・お隣のお部屋には・・誰も・・お泊まりになられてないのですが・・・・」
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