case5

 「誰かいるんですか??」


思わず俺はそう叫ぶと、もう一度声がする方向に耳を傾けて静かに聞いてみたんだ。


 "お許しを・・お許しを・・お許しを・・"


俺はそれ聞いた時に全身鳥肌が立ってね・・足がすくんだというか腰が抜けてその場に尻もち着いたんだ。明らかに若い女の声で何かにあやまってる声だった。


 「勘弁してくれよ・・この世のものじゃないだろ・・」


直感でわかったんだ。あの声の主はこの世の人間じゃないてことが・・すっかり恐怖に囚われた俺はポケットからスマホを取りだすと警察に電話をかけたんだよ。


 「どうしました?事件ですか?事故ですか?」


意外な事にすんなりと警察に電話が繋がり、俺は事情を話したら、すぐに来てくれる事になったんだ。普通こういう状況だと電話とかて繋がりにくくなるだろ?よくさ怖いドラマとか怖い映画とかではさ。でも、その時はすぐ繋がったんだよ。

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