case2
しばらく話してるうちにその団地に着きまして、私は料金メーターを止め運賃を請求しました。そのお客様は笑顔でお金を払ってくれて帰り際に私になぜか紅白の饅頭の包みものをくれたんですよ?
「え?これはなんです??」
「今日実は祝い事があって・・それ宜しければどうぞ?て言っても私が自分で自分を祝って買ってきたんですけどね。ふっふっふ。」
お客様はそう言うとそのまま後部座席に紅白の饅頭を置いて手を振りながら団地の階段を登っていきました。
「お客さん!!ありがとうございます!!」
私は窓を開けて大きな声でとりあえず御礼だけ伝えておきました。内心では少し気持ち悪かったですよ。だって、自分のお祝いをするて事で自分で紅白の饅頭を買って、手提げ袋にはなにかワインの瓶のような物が見えてるし、おそらく自分で祝うつもりで買ったんでしょうがね。
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