第5話 初めてのキス

「じゃ、これ使えよ」

 キララは、ニコニコ微笑んで、テーブルにポンと避妊具コンドームを放り投げた。



「えェ~…😲」これッて避妊具コンドーム……。



「おい、そんなにビックリするなよ。

 ただの避妊具コンドームだろ。

 ッたく童貞チェリーボーイは、しょーがねぇなァ。見たことねぇのか」

 キララは肩をすくめ苦笑いを浮かべた。



「もちろん見た事くらい有りますけど」

 戸惑いながら手を伸ばした。



「そんなにビビるなよ。

 付け方も教えてあげようか❓」


「そ、そんなァ😳 付け方くらい知ってますよ」


「あの頃は、もっとガッツがあっただろう」


「え、あの頃ッて」



「ったく、私はひと目でヒカルッて、解ったのに。ポチは、私の事……

 みたいだな」



「え、何処どこかで会った事が」

 改めて彼女を見つめた。

 アイドルのように可愛らしい顔だ。


 こんな美少女と以前に会った事があれば、忘れるはずはない。


 いったい何処どこで会ったのだろう。




「フフ、初めてキスをした彼女を忘れたのか」



「えェ……😲 初めてキス」

 僕の初キスの彼女は……。



「ミュッ、ミュウちゃん❓」そうだ。

 幼馴染みの高原 美海ミュウだ。






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