Document : Dictionary A ─設定資料A─
このお話は用語や設定集をまとめたものです。
※一章が終わるまでに登場した用語や設定の情報のみなります。
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【用語集】
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人道を外れた者たち、主に吸血鬼を粛正するため、神によって力を与えられた"転生者"たちのこと。その力は『前世の記憶を引き継ぐ』『転生の度に肉体を強化する』という二種類の力である。
転生者は必ず身体のどこかに
だが吸血鬼に噛まれることで人間から吸血鬼となってしまえば、転生者としての力が失われ、二度と生まれ変わることができなくなる。これが転生者の唯一の欠点である。
アレクシアが転生した時代では、上記の意味ではなく『ReinCarnation』という吸血鬼を粛正するための"組織の名前"として扱われる。つまり本物の転生者じゃなくとも『ReinCarnation』と呼ばれているようだ。
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アレクシア・バートリが千年後に転生する前に呼ばれていた異名。本来、ReinCarntionは神を崇拝する者たちが占めている。だが彼女だけは神を嫌悪し続けているため、神への謀反を表した「Hybris」という異名を付けられた。
この異名を知る者たちは千年前の記憶を持つものだけである。
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転生者でもあり、吸血鬼の血を継いだアレクシアの紋章。半分人間、半分吸血鬼の状態となり、最初の大文字だけが反転している。アレクシアはこの紋章に関して『半分吸血鬼となったから、一部の文字が反転しているのだろう』と考察している。
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異世界から転生してきた者たちのことを表す名称。一つの世界で転生を繰り返す者たちが"転生者"。異世界から転生をしてきた者たちが"異世界転生者"という区別。霧雨海斗や伊吹圭太が例として挙げられる。
仮試験時に受付の人間が霧雨海斗の名前を見たときに『珍しい名前ですね』と済ませたことで、二人が『この世界で初めての異世界転生者ではない』とアレクシアは憶測を立てている。
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【街&施設】
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アーネット家が統治している"栄光"の名を持つ国。吸血鬼を粛正するための『ReinCarnetion』の本部がある。この国は変わった地形をしており、上から見下ろすと"十字架の形"をしている。十字架の形をしている理由は、信仰神である女神ヘメラからの祝福を受けやすくするため。
十字架の中央に位置する街をアルケミス。
北の先端に位置する街をノースイデア、南の先端に位置する街をサウスアガペー、東の先端に位置する街をイーストテーゼ、西の先端に位置する街をウェストロゴスと呼ばれている。
これらの東西南北の街は、十字架の中央に位置するアルケミスを基準に、"緯度"や"経度"がまったく同じ位置にある。
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"神の街"を象徴するグローリアの要。名家でもある"アーネット家"や"ブレイン家"の発祥の地ともされている。街の中心にはアーネット家が住む城がそびえ立つ。"シャルドネ"を素材とした"白ワイン"が有名らしい。
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"北の理念"を象徴するグローリアの北に位置する街。名家である"レインズ家"や"オリヴァー家"の発祥の地ともされている。白ブドウ種の"シャルドネ"が有名。
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"南の神愛"を象徴するグローリアの南に位置する街。名家である"アークライト家"や"アベル家"の発祥の地ともされている。"ピーナッツ"が有名。
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"東の命題"を象徴するグローリアの東に位置する街。名家である"プレンダー家"、"ニュートン家"、"イザード家"の発祥の地ともされている。パンの一種である"バゲット"が有名。
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"西の理性"を象徴するグローリアの西に位置する街。名家である"アーヴィン家"、"トレヴァー家"、パーキンス家が有名。洋菓子の"ミルフィーユ"が有名。
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アルケミスから東西南北の街を一本で繋ぐ道の名称。"十字架の道"という意味を含め、クロスロードと呼ばれている。食屍鬼避けの為に紫外線を放つ燐灰石が置かれているので、市民の乗った馬車が安全に行き来できる。
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【吸血鬼】
~爵位~
吸血鬼の中での実力を表す名称。呼び名を上から順に並べると、以下のような爵位となる。ただし"眷属"は吸血鬼ではないため、ここには含まれない。
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食屍鬼は吸血鬼の中では"失敗作"として扱われている。吸血鬼に比べ、肉体が非常にもろく、紫外線にも弱い。知能も持たず『人間を食らう』『人間を殺す』という思考のみを持つ。
また食屍鬼は"喜怒哀楽"のいずれかの感情がある。嬉しければ"喜ぶ"。嫌なことがあれば"怒る"。哀しいことがあれば"泣く"。楽しいことがあれば"笑う"。というように、食屍鬼の鳴き声はこれらのどれかになる。
どのような鳴き声になるかは、人間だった頃に"内面で最も溜め込んでいた感情"によって決まる。ごくまれにだが、かなりの憎しみを抱いて食屍鬼へと変わり果てたとき、その対象が近くにいた場合、襲い掛かる順番に優先順位が付けられることもある。
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