何故か学年一の超絶美少女に付きまとわれるんだが?!
葉月琴葉
恋バナ!!
あれは、よく晴れた夏の頃。
「ねぇ、三井君!」
笑顔で話し掛けてくる少女は
「ん?」
「話そう!!」
いきなり訳の分からないことを彼女は言い始めた。
「へ?」
突拍子の無い彼女の発言に間抜けな声が出てしまった。
「だから!私と話そ?」
この時の俺は知らなかった、まさかこの少女に恋をするなんて。
「あ!おはよー三井く~ん!」
俺を見かけて、鴫谷は元気に手を振り走ってくる。
「おはよ!おはよ!」
彼女は俺の手を取りぴょんぴょん跳ねている。
「うん。おはよ」
俺は彼女に挨拶をし、自席に着いた。
「ねぇねぇ。話そうよー」
彼女は俺の前の席に後ろを向いて座った。
「いいけど…何話す?」
別に話すことは構わないんだが、トーク内容がないとなぁ。
「んー。恋バナとか?」
「却下!」
「えー!何でよぉ!!」
「俺は別に良いんだけど、一方的に聞くのは悪いでしょ?」
「それでいいのに」
鴫谷は恥じらいの表情を見せながら、指弄りをしながら応えた。
ここでチャイムが鳴り二人の話は終わりを迎えた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます