昔、よくある酔いどれの吉祥寺の夜、人生の先輩が「物事は突き詰めると越境する。」なんて言ってたもんですが・・・(´^ω^`)ブフォwww

皆さん、執筆活動の方はどんな感じですかー?元気にモリモリ書いてますかー?僕の方はと言うと、現在取り掛かってる長編SF「太陽の帝国」が、計74話完了予定中の70話まできました。(現在:2020年8月26日)




 実質でいうと、もう、書き終わってます。後は推敲云々して、最後まで披露していこうかなーって感じです。やー、まぁ、ちょっと寂しいけど達成感は確実にありますねー。で、Twitterにはちょろちょろとはツイートしたんですけど、最初は、このシーンでエンディングって箇所があったんですが、もしかしたら、”自分が”またこの世界に戻ってきたくなるかもしれない、なんて思って、その点を考慮した終わり方に変更しました。(※これ書いた時から改めて見直す機会がありました。と、言うより、後は皆さんのご想像でどうぞって終わり方かもしれませんw)





 とりあえず、これで、しばらくは長編は書かない、否、書けないと思います(笑 最初のオリジナル小説「2つの月」と、今作の「太陽の帝国」で、自分が今、言いたい事、表現したい事、は全部だしました。まぁ、「太陽の帝国」に関しては、ノリっていうか、”こうしたらおもしろくね?”って言う、ツッコミ上等のガバガバ感はあって当然のおもしろ優先ストーリーにしたつもりもあったんですけど、一貫して、自分が”言いたい事”、”表現したい事”は思う存分、さいさん繰り返す事ができたかと思います。



 シンガーソングライター活動では、メッセージソングを多く手掛けたいと思っているおれなんですが、実は曲というしばりがある分、歌詞の中に自分のメッセージを込める、って、実はこれ、かなり難しいんですよね。小説はその制約がない分、存分に楽しめました。そんなわけで、漸く、本題に入れますが、実は今回のお話は作詞作曲のお話なんです。





 執筆活動をなさっている方々の中にも、音楽創作をも演ってる方もいらっしゃる様で、それはそれでなんだか嬉しいものだし、いつか、そんな方々のパフォーマンスや楽曲も楽しんでみたいと思うものですが、皆さんは、作詞作曲、ソングライティング、と聞いて、どんなイメージを持ちますか?主に、文筆のみをよくする方々には、その制作過程は、いまいち、想像しづらいのではないでしょうか?



 今は、楽器がなくても作曲できる、便利な時代になったものです。だから、興味をもった方は、是非、気軽にどんどんやればいいんじゃないかなーなんて事も思いますが、先ず、言える事は、曲を先に作った後に言葉をはめこむ、曲先、という方法と、詞に曲をつける、詩先という二通りがあるのだ、という事は覚えおくといいと思います。で、どっちがいいっていうのは別にどっちでもいいんですけど、僕の手法は圧倒的に前者、曲先、なんですよね。いつもメロディが鳴ってて、そのメロディを形作ってから言葉をはめこんでいくんです。



 それも、音楽に目覚めた当初ってのは、思春期の中二病ですから、感性がみずみずしい事も手伝って、詩も曲も、両方、アフォの様に降ってくるもんなんですよね。やがて、年食うにつれて、あまりに内容が青臭いんで、多少の手直しがあったり、完全に、全体的に、詞も曲もボツであるって事にも気づいたりしていくものなんですが、未だに、当時、湧いてでた曲は素晴らしいのに、言葉がおっついてないってのもあります。


 最初は言いたい、表現したい事、イメージもたくさんあるし、確かに歌は、非常に詰め込める情報量少ないけれど、なら分散すればいいんだから、そんなパフォーマンス、あってもいいと思うけど、ライブで同じ歌ばっかり10曲も演ったらバカみたいな分、そこは新曲で補っていけばいいんですよ。けど、これ、はやくて5年くらいだと思うんですけど、自分はこういう感じの歌の歌詞を歌いたい、って枷があったら尚更なんですけど、そうなると、言わば自分が歌で表現したい事、って1周しちゃうんですよね。結局、活動当初から、度々、遭遇する問題なんですが、だんだんそれがひろがっていって、ギターでつま弾いては、”イイ感じの曲、できたのにな~・・・”なんて、苦笑してしまう事が増えていくわけなんです。




 こだわりなんて捨ててみたり、とか試しに試し、だましだましでも10年が限界じゃないですかね。いい曲できたーって、その音符に歌詞を埋めようとする頃、いづこかでもおんなじような文言を書いた事がある、なんて記憶すらよぎってしまえば、ペンも止まるというものです。ま、今日日、ペンなんて使いませんけど(笑)




 やっぱり、同業者の話、聞くと、「それな~」って結構聞きます。いつか披露したいメロディはあるのに、言葉がないばかりに眠ったままの曲ストック、これはなんとももどかしいものなんですよ。



で、自分の内側から湧き出るってより、例えば、いい映画を見た、アニメを見た、本を読んだ、そんな事がきっかけで、既に大昔に出来上がっていた曲に歌詞をつける事ができて、ある日、言わば新曲とライブで歌ったら、これがバカ受けした事がありました。今、レコーディングの話も水面下で進むほどの、パワーある歌になってくれました。で、これが、今のスタイルを導く事ができた閃きになったんですよね。



 なんというか、自らが外的要因も作り、その上で自らの感性を鼓舞させる、って言うんでしょうかね。「2つの月」って、まんまタイトルも同じで、もし、この「2つの月」が映画化されたら、歌必要だろー!って、先ず1曲降ってきて、できて、印象的なシーンを自分で執筆する度に、歌詞も曲もふってくるって現象が度々ありました。もう、”これは、いい・・・!”と光明得たりとした心境ですよ。それが、結局、「太陽の帝国」の執筆理由の一つにも続いていくんですよね。今なら自信をもって断言できます。




僕が、小説を書く理由の一つは、歌詞ネタ探し、です。




 10代の時に志したメッセージソングとは、違う芸風になってはきてると思うんですけど、結局、自分が書く、書きたい、本の内容というのが、いづこかで必ず社会風刺的なものを描いているなら、そこから拾う事ができた歌詞も、どこかで、そんな意味合いが含まれていたりするので、いい感じだと思ってます。まぁ、某「めぞん一刻」のDVD見たら、あまりの感動で一気に出来上がった、͡コッテ͡コテのラブソングなんて事もありますが、それはそれで、ケミストリーだとも思いますし。あと、自分の頭の中で鳴る音、探していったら、普段、使わないギターコードの響きで、思わぬ伸びしろになったりもするんですよね。




 きっと、未だにバンドを演れていたなら、当方も大分、違ったと思います。長い間、ソロだった矢先に、ポッとわいた様に、結構、いい線までいけたバンドを組んでました。それが、また、しょうもない理由で解散、ってなった後ですね。ステージに立って、また、おんなじ様に、自分しかいないんだなーなんて思った時、実は、僕、音楽のリスナーとして、元来から音楽に特化したソロアーティスト、ってあまり好まないんですよね。




 ソロアーティストで、僕が、一番好きなのは誰かって聞かれたら、ロシアのブラート・オクジャワって人を、挙げたいです。経歴はWikiってくれればいいと思うけど、この人は、弾き語りで自作の歌を歌う、シンガーソングライターでもありましたが、本も書き、戯曲の脚本なんかも作った人です。自分も、結局、またもやソロに戻っちまった今、目指してるスタイルはその辺りですね。日本なら、みうらじゅんとか、リリーフランキーって言ったら、解ってもらえるでしょうかね。そういう人に魅力を感じるし、そういう人に魅力を感じる人達に、好かれれば、もうけもんだなーなんて思いつつ、とりあえず、しばらくは、本は書きません(笑)書けません(笑)



 タイトルにある様に、音楽を突き詰めてきたのか、て、問われれば、決して、そんな事ないんですけどね。そういうストイックとか、あんま好きじゃないし、ただ、最近、音楽も、小説も、漫画、アニメ、映画etc、実は、全て繋がってんじゃねーかなーなんて事は思います。そういった感じで、個人にしろ、両者同士だったりが、イイ感じに影響しあえて、カーニバルって出来上がる様な気はしてます。

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