本の取り合い
私はあることで悩んでいた。そしてまた姉の部屋で相談していた。
「伴音どうだった。」
「あ、借りれたけど…ねえお姉ちゃん。なんか騙してるようで嫌だ。」
「えっ何よ。」
「図書館でクラスの人と会ったんだけど…仲良くしたいんだけど…ほら私は元々男じゃん。だから騙してるような感じがする。」
「そうね…じゃあ伴音、元々私と普通に話していたよね。じゃあ大丈夫、元々女の子とも話せるから。うん何も悪くないよ。で何話していたの。」
「えっとそうだ。本を交換しようて言われたの。どの本がいいかな。」
姉の本棚から本を選ぶ。
「…ダメその本、まだ読んでいないから。ねっ伴音。ほら服買ってあげたじゃない。」
「なんでお姉ちゃんがこの本持っているの。…これを見てまだ自分の本と言えるの。」
こんなこともあろうかと、後ろには名前を書いてある。実は出かける前に伴樹の樹を音に書き換えた。私は天才だろうか。
「…うう。この作家さん面白いのに。今いいとこなのに…主人公が…どうなっちゃうの。雨音ちゃん気になる。」
鵬を膨らませて怒っているようだ。
「はーい持っていくね。」
さてと明日の準備をしてと。さあ風呂でもゆっくり浸かろうかな。…あろうことか先に姉が勝手に入っていた。…嫌がらせだろうか。…長いから嫌なんだよな。
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