辺境宇宙士官の成り上がり英雄戦記
伊吹 希
第1話 プロローグ
銀河暦450年。宇宙に人類が進出して450年目の節目に宇宙全体を巻き込んだ大戦が起きた。さまざまな惑星が大戦に巻き込まれ、荒廃した惑星も有れば、繁栄した惑星もあった。
最も繁栄した国家として有名なのが、ハルバート帝国(通称帝国)とオスカー惑星連合(通称連合)である。
この2国家はそれぞれ版図を拡大し、帝国は26惑星、連合は18惑星を施政下に置いた。
数だけをみると帝国の方が多いが、帝国は強制的に版図に組み込んだ惑星も多く、常にどこかで反乱または動乱が起きている。
また軍事力は1個宇宙艦隊を約10000隻、1警備隊を約2000隻と換算すると、
帝国が
正規軍12艦隊約120000隻
諸侯軍3艦隊約30000隻
各辺境警備隊5部隊約10000隻
合計約160000隻
連合軍が
正規軍10艦隊約100000隻
各方面警備隊10部隊約20000隻
合計約120000隻
と帝国側が多いがこれもまた動乱等で全力出撃は出来ない。
この2国家は常に戦争状態で、小競り合いをよく起こしている。大戦時も主要な戦争はこの2国家がなにかと絡んでいた。
さて、この物語の主人公であるエイン・アルフォートは、帝国領に編入された帝国からの連合側に1番近いシャーリア星系の第一惑星である辺境惑星シャーリアに生まれる。
シャーリアは元々自治惑星で、政府機能もしっかりしており、軍も3個艦隊32600隻程度あったためよく連合と帝国の調停を行っていたのだが、大戦末期に戦功を欲しがった各諸侯によって宣戦され、追認するように正規艦隊も出てきたため降伏。今は保護国扱いとなっている。
しかしこの星は今さまざまな問題に直面しようとしている。
この物語は、いずれシャーリアの英雄と称される1人の帝国士官候補生とその仲間たちの物語。
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