第29話
ギルド総本部を出て、全員で食事を済ませたが、リッカだけがほとんど食べれずに気分が悪そうにしている。
「ごめんなさい、これ以上は無理・・・うっ!」
口を手で押さえて今にでも吐きそうなリッカ。
「今日は宿に行って寝てろ。」
「ええ、そうするわ。」
一時的にPTを離れる事になったリッカ(普段はこんな事はないのに大丈夫だろうか?)
リッカ抜きでポール武器防具屋(2階建て)が見える路地裏に隠れる俺達、夜にもかかわらず店内には光が漏れている。
「これからどうする?」
「フフフ、もちろん正面突破よ♡」
俺たちは正面玄関の正面へと移動し。
「アイリ!ミイナ!頼む!!」
「「はい!!ミンちゃんに被害が出ないように!」」
アイリとミイナが無属魔法の無数の魔弾を手の平の上に生成し、店の正面玄関に打ち込む。
【ドゴゴゴゴゴゴゴン】
正面玄関は吹き飛ぶ。
「よし!突入だ!」
ポール武器防具屋の従業員らしき男が数人爆発に巻き込まれて倒れている、ミンの誘拐に関係ない人たちに危害を与えたのは申し訳ないが、即時救出が必要と思われるために許してもらおう。
地下倉庫へと降りる階段を探すため、ポール武器防具屋内を探すが階段どころかポールも見当たらない。
2階の一番豪華な部屋、天井にはシャンデリアに一目で分かる高級家具、飾られているアンティークは金の装飾、いかにもザ!成金の部屋だ、探すのもこの部屋しか残っておらず焦りだす。
「ベチャちゃん、地下への案内を頼めるかしら?」
『はい主様。』
リューデ・ゼのお願いにより、ベチャリリスの因子を付けたネズミが姿を現し、高級家具の一つ、本棚に器用に上り一冊の本を手前に倒すと。
【ごごごごごごごごご!】
本棚が横へズレ、背後から階段が現れた、ここからは慎重に行かなければいけない、ポールも発見していない状態、十中八九ミンは人質になっているだろう。
慎重に階段を下りる、この階段は一階には出れないのだろう、とても長い。
地下倉庫の入り口の扉からは光が漏れている、扉を開けた途端に襲われる事が予想されるので、ここでもアイリとミイナに魔法で攻撃をしてもらう様に手で指示を出す。
【ドゴーン!】
近くに敵がいれば、魔法の威力で体制が崩れ攻撃をされるリスクを減らす事ができる、魔法で吹き飛んだ扉、すぐに部屋へと侵入すると30人の護衛とポールが部屋の奥にいた。
「動くな!!」
予想道理人質になっているミン、手下に押さえつけられ首には剣を突き立てられていた。
「フフフ、ここは私に任せて下さい。」
リューデ・ゼの体から魔力が怪しく解放された。
ーーーーーーーーーーー
あとがき
現在21:00・・・まだ学園がw
寝られるの何時だ?w
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます