【5分で読書賞】✨✨十億円で私と結婚して下さい✨✨💏🎶✨💴✨当方、美少女✨😆🎶✨ただしワケ有り……😅💦💦ワケ有り美少女と甘々✨💕新婚ライフ✨💕✨💏✨💕

オズ研究所 《《#横須賀ストーリー紅白

第1話 【十億円で私と結婚して下さい😆🎶】✨

【十億円で、私と結婚して下さい】

 何の前触れもなく突然、そんな広告が僕の元へ届いた。




「なんだ。これは」

 十億円で結婚だって。

 



【健康的な『若い婿養子』を求む❗

 当方、美少女✨😆🎶✨

 ただしワケ有り】



「ン……😔💦 ワケ有り美少女ッてェ。

 どんなんだよ」

 いかにも怪しげな広告だ。



 新手のオレオレ詐欺だろうか。



 普通の男性ならば、この手の広告など無視するだろう。

 明らかに胡散臭うさんくさい。



「ン……😔💦💦」

 画像の美少女の写真も、正直、このみではない。


 当然、ブスではないが地味でだ。



 どうせマッチングアプリの写真などのだから、もっと派手な美少女にすれば婿候補もたくさん集まるだろう。




 しかしこのみ出来るほど僕だって、イケメンではない。




 名前は、浦島真太郎。


 もちろん昔話しの浦島太郎とは縁ももない。



 普通の二十歳の草食系男子だ。

 彼女居ない歴、年齢と一緒。

 

 当然、童貞ボーイだ。



 取り敢えず申込エントリーしておこう。


 宝くじよりは遥かに確率が高いだろう。



 この美少女と結婚して、十億円貰えるなら御安いご用だ。



 十億円有れば、一生、遊んで暮らせるだろう。



 差しあたって、エアコンもないほどみじめで貧乏プアな暮らしからは抜け出せるはずだ。








 ◇◇◇◇





 いつからか……。




 雨の降る通学路で背後から視線を感じるようになったのは。



 中学の頃からだろうか。

 試しに背後を振り向くと、何やら可笑しな格好をした子供が僕を見つめていた。

 

 初めは何か分からず、ゾクッとした。

 正体不明だ。



 ネイビーブルーの防護服のような格好をしていた。

 顔はフードで防護されているため、まったく分からなかった。




 高校生になっても、雨の降る日の通学路、気づくとそいつは僕のあとをついてきた。



 試しに僕はそいつの後を追いかけていったが、すぐに見失ってしまった。



 いったいあの子は何者なのだろう。

 まさか、防護服を着た幽霊ではないはずだ。






 ◇◇◇◇





 十億円の結婚相手に申込エントリーしたことも忘れかけた頃……。



 ある時、向こうから連絡があった。




【おめでとうございます❗】

 とメールが届いた。



「え……」一瞬、何のことか頭をひねった。

 いきなり【おめでとう】ッて、いったい何の話しだろう。



【このたび、エントリーされた浦島様との【ご婚約】が決まりました】



「え、婚約…… ああ、そうか❗

 あの十億円の」

 ようやく思い出した。

 まさか、僕が当たったのだろうか。



【なおご足労ですが、メディカルチェックをお受け下さい】



「メディカルチェックゥ……」

 面倒な事だ。



 しかし無料で人間ドッグのような健康診断をしてくれると言うので、後日、指定された病院でチェックを受けた。





 ◇◇◇◇



 


 今日は遂に、相手の美少女と初対面だ。


 前夜からドキドキしてあまりよく眠れなかった。




 画像の写真しか知らないで婚約なんて、漫画や小説ラノベの世界のようだ。

 



 相手の美少女の名前は、龍宮寺姫香。

 二十四歳。 



 龍宮寺財閥の令嬢らしい。




 写真で見る限り、二十四歳にしては若く思える。


 まるで女子高校生のようだ。

 何年か前の写真だろうか。


 もう少し上手く加工すれば、応募者も殺到しただろう。

 あれから何度か調べたが、ネットでは全然、騒がれていない。



 まさか、あの広告は僕にしか届いてないのだろうか。





 約束の三十分前、龍宮寺宅へ到着した。


「おおォ~ー😲💦💦💦」龍宮寺邸を見てビックリした。


 まるでハリウッド映画に出てくるみたい豪華な洋館だ。

 この邸宅だけ日本ではないような気がする。



 美人の家政婦が応対してくれた。


 仄かに心地好い香水の薫りが漂ってきた。



「浦島様ですね。どうぞリビングで、お待ちください」

 しかも目を見張るほどの巨乳だ。

 頭を下げると胸の谷間が覗いて見えた。



「ハイ……😳💦💦💦」

 覗いてはいけないと解っていても、たわわなオッパイに視線は釘付けだ。



 少し落ち着かなければ。

 僕はテーブルに置かれたコーヒーをひとくち飲んだ。


「ふゥ……😔💦💦」緊張のためか、まるで味は解らない。


 しかしそれでも、ひと息ついた。

 

 二十分ほど一人で待たされただろうか。



 退屈になり、立ち上がってリビングのキャビネットに飾られた写真立てを眺めてみた。


「ン……😓💦💦💦」

 ロマンスグレイの高齢な紳士と美少女が映っていた。

 おそらくこの紳士が龍宮寺氏なのだろう。




「ン……」だが、龍宮寺氏の隣りの美少女は誰なのだろうか。

 

 姫香とは明らかに別人のようなピンクの髪をした美少女だ。

 モノ凄く派手で可憐な美少女だ。


 まるでアイドルのように可愛らしい。


 もしかして、なのか。

 地味な姫香とは真逆だ。

 この子と結婚出来たら最高だろう。


 だが十億円貰えるのだ。

 これ以上、欲張っても仕方ない。



 それにしても祖父と孫と言うほど歳が離れている。



 しかもこの写真を見ていると何か違和感を感じた。

 少しだけ合成のような感じがした。



「ン……😓💦💦」

 手に取って、確かめようとした。


 しかしその瞬間、リビングのドアが『バッタン』と勢いよく開け放たれた。



「えェ……😲💦💦」

 思わず僕は驚いて振り返った。



「キャッキャッキャァ~ッ😆🎶✨」

 歓声を上げて美少女が、リビングへ飛び込んできた。



 さっきの写真に映っていたピンクの髪をした美少女だ。けるように肌が白い。

 大きな瞳も青みかかっている。



 まるで妖精みたいだ。

 この世のモノではないような幻想的な可愛らしさだ。



「な……😲💦💦」いったい誰だ。

 この子は……。



「あなたが、チン太郎ねェ~ー😆🎶✨」



「な、チン太郎ッてェ……

 僕は、浦島真太郎ですけど、どなたでしょうか❓」

 姫香の妹だろうか。圧倒的な美少女だ。



「わたし姫香よォ~ー😆🎶✨」

 彼女は飛び跳ねるように僕に抱きついてきた。


「えェ……、ヒ、姫香さん❓❓」

 まさか……。広告にあった画像の写真とは明らかに違う。


 アイドルのような派手な美少女だ。

 美少女特有の甘い匂いが僕の鼻孔をくすぐった。



「ようこそォ~ー、チューッ✨😚✨✨💕」

 ハグをしたまま僕の頬にキスの洗礼だ。



「いや、あのォ~……😳💦💦」初めての体験に唖然とした。

 身体じゅうが細かく戦慄わなないた。




「チン太郎ォ~😆🎶✨ 遊んでェ……」

「え、遊ぶッてェ……」



「ゲームするゥ…🎶✨ それともいきなり合体ジョイントライブしちゃうゥ……😆🎶✨」



「え、合体ジョイントライブッてェ…… マジィ~❓」



「それじゃァ、まず、お風呂でサッパリしてから一発 合体しちゃうゥ……」



「え、いやいや…😳💦💦 そんな合体は……

 昼間からは、ちょっとォ……

 サ💟ライズの新作ロボットアニメじゃないんでェ……」



「なんだよ。チン太郎ォ~❗❗❗

 遠慮するな❗❗ 合体した事ないんだろ❓❓」



「いやいや、だって会ってすぐに合体ッて、言うのは……😳💦💦💦」

 いくら何でも早すぎる。



「大丈夫❗❗ ほら、姫香は童貞ボーイにも優しいタイプの美少女だから😆🎶✨」



「いやいや、どんなタイプですかァ~…

 生理用品の宣伝文句じゃないンですから……😳💦💦💦」



「じゃ、さっそく姫香のお部屋へ行きましょ🎶✨ ウッフフ……✨🎶✨

 合体、合体ィ~😆🎶✨」

 まるでアミューズメント パークへ遊びに行くようなテンションだ。



 リア充みたいに僕に甘えて腕を組んだ。

 柔らかな胸の膨らみが僕の二の腕に押しつけられた。



「ちょッ、ちょっと…… 姫香さん」

姫香ヒメッて、呼んでェ……😆🎶✨」



「え、姫香ヒメですかァ~…。

 ちょっと待って下さい……😳💦💦」

 困惑してしまった。



「ン、待たないわ。だって姫香は待たされる事と、濡れ場でオッパイを見せない女優が大嫌いなタイプの女の子じゃん」



「どんなタイプの女の子ですか。

 どこのア○デミー賞を狙っているんですか」


 リビングを出ようとしたが、それよりも早くドアが開いた。



 廊下側から七十代のくらいのロマンスグレイの紳士が現れた。


「えェ……😲💦💦」この方は……。

 さっきの写真に映っていた紳士だ。

 


「姫香❗❗ 少しは真太郎君のことも配慮おもんぱかりなさい❗❗」

 まるで、今までの会話を聞いていたようだ。


「パパァ~…」不満げな表情だ。

 


「え…、パパァ~、あの失礼ですが、龍宮寺さんですか」

 やはりこの方が当主の龍宮寺氏なのか。



「ああ、遅くなって申し訳ない……

 龍宮寺 海翔かいとです❗❗

 どうぞ、そちらに掛けて下さい」

 紳士はソファをすすめた。

 


「はァ~…、どうも失礼します」

 ようやく落ち着いて話せそうだ。







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