04

 さて。


 ごはんは食べた。


 なぜかもう一回シャワーも浴びたし、無駄に着替えた(洗濯物が増えてしまった)。


 連絡が来ないように電話の電源は切った。ドアベルは最初から鳴らない。


「寝るか」


 椅子に、もたれかかる。


 お布団やベッドではなく、椅子。首がうまく固定されて、理想的な体勢で寝れる。寝返りも打たない。たぶん、息もしてないんだと、なんとなく、思う。


「おやすみなさい」

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