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目次
銅山川哀歌
あの人と
別れて
もういくつ時を
数えたのかしら
愛をなくして
ひどく傷ついて
あてのない旅に
出ました
二人の思い出を
忘れるために
あたしは
ひとりでやってきた
遠い昔
銅山があった
静かな川辺にやって来ました
忘れさせてください
この銅山川(かわ)に
流して
そして
鳴門海峡(うずしおのうみ)へ
しずめたい
もういくつ
涙を流したのかしら
どれくらいの
道を歩いたのか
アタシはひとりでやってきた
東の空から
子守唄が聞こえる
アタシの想いも
何もかも忘れたい
アタシは再び
あてのない一人旅(たび)に出ます
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