異世界ミュージカル♪ 〜異世界に転生してバンドを始めました〜

かがみもち

プロローグ① 俺が経験した日々

俺は、イケメンかブサイクかというと、俺は、どちらでもない、いわゆるフツメンというやつだった。

中学校から、大好きなバンドに影響され、アコースティックギターを購入した。

受験3日前まで弾いていたから、親にとんでもなく怒られたのを覚えている。

とにかく、志望校に合格し、高校に入ってから、バンドを組むことになった。

それは、中学校からの親友のツレが見つけてくれた。

「皆で、バンドをやらんか?」と、俺を誘ってくれた。

彼自身、幼い頃からピアノをやっている。

こうして、俺は、そのバンドのギターとして、勤めることになった。

楽しかった。嬉しかった。

ボーカルの子が可愛くて、恋をしてしまった。

早く、告白したいな。

でも、この関係が壊れるのが、嫌で躊躇している。

この関係は、壊れることはない。

そう思っていた。

でも、人って呆気なく、他人の都合で、命を落としたり、もう2度とその人と会えなくなる。

そんな悲しい生き物だった。

これは、俺が経験した、2度目の物語。

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