第8話

アカリが激痛に負けて膝をついた。

呼吸が凄まじく荒い。

背中から胸を貫いて

出た鎌を死力を尽くして

両手で掴み引き抜こうとする。

「ウオオオオオオオ」

ほとばしる絶叫と共に

鎌が引き抜かれ、血が噴き出る。

「全細胞復活」

アカリがそう叫び

しばらくたつと

アカリは何事もなかったように立ち上がった。

「さあ、坊や、もう一度やり直しましょうよ」

アカリが言葉で男を挑発した。

「ウワーッ」

男が全身で突っ走ってくる。

どうやらボディーアタックを仕掛けて

来るらしい。

アカリは受け止めきってやろうと思った。


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る