ご機嫌よう、お邪魔致します。
さすが、愛されてらっしゃる。
わずかな手紙の文章の中からこれだけ相手のことを
読み取るからこそ、愛されるのでしょうね。
それにしても、マヤ殿下の恋心も決着を見ましたか。
変なところに物語が終わり行くのを感じました。
作者からの返信
ごきげんよう、水棲虫。さま。
いつも丁寧に、じっくりと深くまでお読み下さり、温かくお優しい応援やコメントを、本当にありがとうございます。
そうですね、感じ取って下さった通り、マヤちゃんも自分の胸の中で、文字通り燃え盛っていたのだろう恋心に決着をつけることが出来たようです。
それはロンドン市街を、艦長さんの運転する車のナビシートに座って、そしてあの事件の決着した現場を見て、そして手術室前のロビーで艦長さんと話をして。
ゆっくりと変質していったのだろうと思います。
それは恋の炎が消えた、とはまた違って、恋の炎が、柔らかで小さく、けれど温かく身体を包んでくれるような、大切な「何か」に変わった、それはきっとマヤの窮屈な人生を少しだけ、緩やかに変えてくれる、温かさだったのではないかな、と思っています。
彼女の「次期国王」としての人生は変えようはないのでしょうが、そんな中でも涼子との出逢いは、きっとマヤちゃんの生き様を明るく照らす優しい炎になるんじゃないかな、なって欲しいな。
そう思いながら書いていました。
そうですね、この物語もそろそろ終わりが近付いてまいりました。
長い、長い物語を、ここまでお読み下さり、本当に感謝に耐えません。ありがとうございます。
もう少しだけ、お付き合いくださいますならば、こんなに幸せなことはありません。
前話の美容院とか。そして、みなの手紙。
衝撃の体験から、この穏やかな平和な世界にいることができて良かったですね。
作者からの返信
ごきげんよう、雨さま。
いつもたくさん、丁寧にじっくりとお読み下さり、温かくお優しい応援やコメントを、本当にありがとうございます。
残酷で悲惨な過去、命を賭してまで忘れたいと願ってしまうような過去、その傷痕はきっと小さくはなっても消えはしないだろうけれど、雨さまの仰る通り、みんなの優しい気持ちが詰まったお手紙で、塗りこめていければいいな、これからの人生で幸せを積み上げて、埋めてしまってくれたらいいな、そんな想いで書きました。
優しい世界、いつかはここから旅立って社会へと戻らなければならないだろう涼子ですが、今はただ、穏やかで平和な日常で心を癒して欲しいな、と。
引き続きお楽しみ頂けますならば、こんなに嬉しいことはありません。
皆からの手紙、そしてマヤの滋味に溢れた手紙を拝読し、とても心の詰まる思いで背筋を震わせております。おかげで、愛宕の体重も5kgは落ちてしまいましたわ☆
えぇっと、嘘です。でも、それくらい痩せたいですわ。ごめんなさい、こんなことでは、おださまに笑われてしまいますわね。
PSの連打が、途中からペン・パイナッポー・アッポー・ペンに見えてきたのは内緒です☆
作者からの返信
ごきげんよう、愛宕さま。
いつもたくさん、丁寧にお読み下さり、温かでお優しい応援やコメントを、本当にありがとうございます。
療養中の涼子を本当の意味で救ったのは、温かく頼り甲斐のある、素敵な仲間達だということかもしれません。
涼子もまた、これからの日々を、艦長の教え通り「守り守られ」生きていく、それを再び、胸に抱えて歩いてゆくのでしょう。
そんな温かく優しい気遣いを、愛宕さまにも感じとって頂けたことが、本当に嬉しいです(でも、お身体にはどうぞ注意してくださいませね? 急激な体重変動は恐ろしいですから)。
マヤちゃん、想いが溢れてしまったのでしょうね、追伸が多過ぎですね。
これは私が、追伸という手段で、本文に書きたくて躊躇ってしまった大切な想いを、こんな形でそっと伝える、そんな静かさが大好きだから、です。
でも本当にこんなお手紙を貰ったら、うふふと笑っちゃうかもしれません。
引き続きお楽しみ頂けますならば、こんなに幸せなことはありません。
大切な、今まで関わってきた仲間たちからの手紙。
それはとてもかけがえのない物。
読みながら振り返り、絆を見つめ直せたのではないでしょうか。
そしてそこにある優しさを再確認できたのでは。
彼女の負った、辛く悲しく酷い出来事に比べると、その優しさだけではまだまだバランスが取れないけれど、それでも天秤が傾く足しにはなっているはず。
一生消えない傷が覆い隠されるまで、優しさを集めてほしい。それでもダメなら泣きわめいて愚痴ってクダをまいて、たくさん発散してほしい。そう思いました。
※ マヤ、追伸多すぎ(笑) 想いが溢れすぎている(笑)
作者からの返信
ごきげんよう、悠木さま。
いつもたくさん、丁寧に、じっくり深くまでお読み下さり、温かでお優しい応援、コメントを、本当にありがとうございます。
本当ですね、マヤ、追伸が凄いことに。
お手紙の追伸、なんか、凄く好きなんです。
お手紙本文に書きたかったけれど、なんだか書けない(書き忘れたわけじゃないのです)、本当はこれが言いたいの、みたいな気取った本文とは違った本音が溢れているようで。
これまで関わってきた仲間達からの手紙、この優しさが涼子のこれからにとってでれほど素敵な、大切な宝物になるのか。
きっと彼女の人生は、こんな素敵な仲間達からの優しさや愛情に支えられ、彩られてゆくのだろうな、と、これまで散々辛い目に合わせてしまった作者からのせめてもの餞のつもりで書いていました。
あともう少しでこの物語も終わりです。
よろしければあと少し、お付き合い頂けますよう、お願いいたします。
小野寺さんを完全に認めながらも、それでもマヤは涼子のことが好きなのですね。
マヤも涼子もサマンサさんも、驚くくらい愛が深く強くてすごいです。
こんなふうに一人の人を愛せるというのは、どういう感じなのだろうとしばしば想像してしまいます。
作者からの返信
ごきげんよう、綾森さま。
いつもたくさん丁寧に、じっくりと深くまでお読み下さり、温かな応援やコメント、本当にありがとうございます。
そうですね、おそらくマヤの心の中で、涼子を愛する想いというのは、小さくはなれども、決して消えないのだろうな、と思います。ただ、それは燃え盛るような恋の炎から、小さくとも暖かく優しい、愛に変わったのではないかしら、とも。
サマンサもまた、小野寺さんへの想いを、彼女の場合は消そうとして消せない、消したくない、そんな葛藤を抱えているのだろうなと思います。
でも彼女は、この恋をなんとしてでも終わらさなければ、そうでないと明日に向かって歩き出さないこともまた理解できていて、その板挟みで苦しんでいる最中なのだろうな、と。
これほどに人を愛せる、それはどれだけ幸せなことで、そして苦しく悲しいのだろう、私もそう思いながら、そしてそんな一生ものの恋を、どうやって幕をひかせれば良いのだろう、エンディングに悩んでもいました。
引き続きお楽しみ頂けますならば、こんなに嬉しいことはありません。