(作者が無計画なせいで)この世界は終わった

@FUKUIKOTARO

第1話 波紋・世界の終わり

作者が無計画なせいで、この世界は終わった……

ノストラダムスの大予言の的中により、文明が滅んだという設定なのに、

何故、車が走りガソリンスタンドやコンビニが通常営業し、映画やテレビなども流れているのか……


おっと、世界が破綻しているとはいえ、まずは自己紹介をしておこう。

私の名は、マオ。初期は、男性という設定でそれなりに容姿設定もされていたが、女性キャラクターが少ないという指摘を受け、途中から女性という設定にされてしまった。


私は、元々、主人公の巫(カンナギ)歩(アユム)のサポート役という役回りであり、なおかつ語り部という役目があった。

さらに、終盤になって、私がこの世界の文明を滅ぼしたという設定も明らかになるはずだった。

安直ではあるが、だからこそ、正体が魔王のため名前がマオとなっている。

だが、この作者は、何にも考えていなかった。

その代表的な例が、私の能力である。

私の能力は、物語能力再現(フィクス)と呼ばれるものだ。

あ~、こんな用語の読み方覚えなくていい。

問題なのは能力の中身。この能力は、有史から2015年までに発表された小説・漫画・映画・アニメなどのフィクション作品で登場した能力を全て使用できるというものだ。

この時点で、色々と作者の考えの無さがわかるだろう。まあ、俺ツエーにもほどがある能力なので、主人公に与えなかったのはよかったとして、1999年に滅んだはずの設定なのに何故2015年までなのか……さらに、全てのフィクション作品など、権利関係とか一切考えてない。

一番考えものなのが、この能力が初めて掲載された2015年10月の時点では、まだ私の倒し方さえも考えてなかったのだから。

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