41 ペリカン型メカローバー ガヌロン

<登場メカ>


ペリカン型メカローバー ガヌロン


<登場回>


第41話 お宝は天使のにお


<舞台>


フランス モン・サン=ミシェル


<お宝>


カール大帝たいていの黄金のかぶと


<解説>


 舞台はフランスのモン・サン=ミシェル。


 お宝はフランスとドイツの基礎を作ったという、カール大帝の黄金のかぶとです。


 わたしはカールおじさんのほうが好きですが(え?)


   *


 メカローバーはペリカン型です。


 「ガヌロン」は11世紀に成立したとされるフランス古語による叙事詩じょじし「ローランの歌」の登場人物で、主人公の英雄ローランを裏切った人物とされます。


 アーサー王伝説と元ネタを同じくするという説があるそうで、ローランがアーサーだとすると、ガヌロンはさしずめモードレッドでしょうか。


 面白そうな物語なので、機会があれば書籍を購入してみたいですね。


   *


 ペリカンなので空を飛べます。


 それくらいですかね……


 爆弾とかは装備していなかったですし。


 ただ、ガタイがある割には、けっこう小回りが利くようです。


 ペリカンなので、見た目がかわいらしいです。


 ほかは特徴ないかな……


 こう書くと地味な心象を受けますが、個人的には気に入っているメカですね。


 ところで今回は、シナリオがなんだか雑な気がします。


 スタッフさんには申し訳ないですが、アニメの制作も忙しいのでしょう。


 テンポはいいので、見やすい回ではあります。


 文句を言うのは罰当たりでしょう。


   *


 モンタナ・アルフレッド・メリッサの三人は、いつものようにギルト博士からの指令により、フランスのモン・サン=ミシェルへ。


 さっそく手がかりになりそうな地下通路を発見しますが、中へ入ったモンタナとアルフレッドに対し、待っているメリッサのうしろから、そうっと忍び寄る影が。


 はい、ガヌロンちゃんです(汗)


 そうっとと言っても、けっこうメカニカルな音を出しているのですが、メリッサ、気づこうよ(爆)


   *


 モンタナとアルフレッドが小さな鍵を発見し、もとの場所に戻ってみると、メリッサはゼロきょうの人質に。


 抵抗しようとするモンタナでしたが、ガヌロンに襲われ、追いつめられます。


 ここ、ニトロ博士、けっこう楽しそうです(汗)


 「それそれ~」とか言ってますし。


 結局、見つけた鍵は奪われ、三人は地下通路に閉じ込められてしまいます。


 その段階では引潮ひきしおでしたが、満潮みちしおが来たらオシャカポンです(こら!)


 某YouTuberさんの決めゼリフを使ってしまいましたが、著作権上はたぶん大丈夫だと思います(ホントかな?)


   *


 三人は地下通路の中で別な大きい鍵を入手。


 今回はやたらと鍵が多いですね。


 しかしその鍵は片割れのようで、もうひとつの鍵と組み合わさることで、書いてある文字が浮き出るしかけになっているようです。


 彼らがさらに進むと、なにやら一軒の店の中へ。


 人形を売っている店で、店主の少年ジャン(CV:岩永哲哉さん)と知り合うことに。


 飛行機好きがモンタナと一致し、街のガイドを頼むことになります。


 ジャンがいるならナディアも出してほしいですね(こら!)


 同じNHKさまとはいえ、中の人が違いますもんね(ん?)


   *


 街へ出た四人でしたが、秒速でガヌロンが襲ってきます。


 街をさんざん破壊してしまいますが、これはいい迷惑です。


 しかし街の構造に精通しているジャンがいたおかげで、一同は難を逃れます。


 鍵の片割れをながめるアルフレッド。


 ジャン「それならうちの看板にはめ込んであるよ」って、ええっ!?


 先に言え!


 てかアルフレッド、最初から見せとけ!


 こ〇すぞ(こら!)


 てなわけで秒速で暗号を解読し、天使の像がある建物へと急ぐ四人なのでした。


   *


 建物へ着くと、これまた秒速で鍵穴を発見し、秒速で天使像へのぼります。


 エレベーターを上げるための動力を回す光景が、ハムスターの運動そのものであり、なんともシュールな絵です。


 ホラー漫画にこういうのありましたね(滝汗)


   *


 鍵穴がぜんまいになっており、天使像が動き出します。


 この光景もなんだかシュールです。


 ようやくたどり着いたモンタナ。


 ところが天使像の胸もとにある鍵は、ゼロ卿が最初に奪ったものだったのです。


 そこへ「わーはーは!」


 はい、ゼロちゃん登場です(汗)


 しかしモンタナをどかして鍵を開けるも、罠が作動します。


 ステップが抜けるとか、ジブリアニメでよく見るトラップですね(おい!)


 今回はモンタナが漁夫ぎょふる形で、やっとこさカール大帝の兜をゲットします。


 しかしそこへガヌロン強襲!


 モンタナは落っこちてしまい、兜もゼロ卿に奪われてしまいます。


 ところがガヌロンにへばりついていたモンタナ。


 くちばしの上にのっかるものだから、重心が狂ってしまい、ガヌロンは浜辺へ激突、くちばしの先が折れてしまいます。


 いっぽうモンタナは砂のぬかるみに足を取られてしまいます。


 なんでも、多くの巡礼者がそうして命を失ったんだとか。


 ゼロ卿、歴史の暗部にはやたらくわしいですよね(汗)


   *


 ゼロ卿一味はガヌロンでさっさと逃げようとしますが、くちばしを失ったためかうまく飛べず、満潮にぶつかって建物へ激突、メカローバーは大破してしまいます。


 たほうピンチのモンタナ。


 ケティに乗った残り三人が、ロープを投げて見事に救出します。


 モンタナは活躍したごほうびにと、ケティにジャンを乗せ、モン・サン=ミシェル空の旅をプレゼントしましたとさ。


 めでたしめでたし。


 今回も読んでくださり、ありがとうございます。


 正直に申し上げて、リアルタイムで見ていたときは、記憶の薄かった回なのですが、あらためて確認すると、なかなか面白いことに気づかされました。


 年を取るのも悪くないですね。


 次回のメカローバーは人気の高いかわいい系の動物です。


 かなりぶっ飛んだオーバーテクノロジーですが、ぜひぜひお楽しみに。


 それでは失礼いたします。

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