40 イカ型メカローバー クラーケン

<登場メカ>


イカ型メカローバー クラーケン


<登場回>


第40話 失われたレムリアを求めて


<舞台>


インドネシア ジャワ島


<お宝>


レムリア大陸の遺跡 魚神ぎょしんオアンの黄金像


<解説>


 舞台はインドネシア・ジャワ島近海。


 海だけにというか、メカローバーはイカ型です。


 「クラーケン」はノルウェー語であり、北欧に伝わる海の怪物として知られています。


 絵画では巨大な頭足類とうそくるい、要するにタコやイカの姿で描かれることが多いです。


 スキュレーのときと同様、触手はヤバいくらいリアルに可動します。


 こんなシステム、現代でも作れないと思うのですが。


 頭部に多段式のスクリューがついていて、これで推進力を得ます。


 水圧に耐えられるよう設計されているためか、大きさもけっこうあります。


 個人的には、吸盤のメカニカルな感じに、どこかほっこりしてしまいます。


   *


 物語は少女ニーナ(CV:平松晶子さん)が海で母らと海女漁あまりょうをしているシーンからはじまります。


 海の底で悪魔のような形をした岩(鬼岩城?)を発見したニーナ。


 その口の中へ吸い込まれそうになってしまいます。


 母や海女仲間に助けられますが、逆に母が体勢を崩し、岩の中へ吸い込まれてしまいます。


 ニーナは母を助けようとしますが、えげつない渦潮うずしおができているもんだから、ほかの海女たちに制され、その場から逃げることに。


 どうでもいいですがニーナ、なかなかの美人です(ん?)


 中の人が平松さんだからでしょうか(え?)


 風を操る魔道具はつけていないようですが(こら!)


   *


 いっぽうモンタナたちは飛行するケティの中で、ギルト博士からの指令を聴いています。


 ジャワ島に飛び、レムリア大陸の秘密を解き明かせとのこと。


 一行いっこうはボロブドゥール遺跡へ降り立ちます。


 さっそくヒントを探しはじめますが、ゼロきょうがしっかりとつけてきていました。


 例によって漁夫ぎょふる気ですね。


 モンタナたちはメソポタミアに伝わる魚神ぎょしんオアンの彫刻ちょうこくを発見し、そこから秘密の地下通路へ。


 そこで木の棒に貝がらを張りつけた地図を見つけます。


 木がしおの流れ、貝がらが陸地を表していると解読したアルフレッド。


 急ぎ、そのヒントが指し示す海域へと向かいます。


   *


 ケティの上から地図が示す場所、すなわちレムリア大陸の入口を探す一行。


 しかしいっこうに見つかりません。


 そうこうしているうちに、小舟こぶねで海を渡ろうとしているニーナを発見。


 危険だからと回収(こら!)します。


 そしてとりあえず、ジャワの港へ戻ることに。


 いっぽう別な位置の岩礁がんしょうの上にはニーナの母が。


 生きてたのね(こら!)


 それを今度はゼロ卿が発見し、ニトロ博士に飛行艇ひこうていを着水させます。


 ニーナの母が持っていたツボから、レムリア大陸の入口がこの辺にあると踏んだゼロ卿。


 某大型匿名掲示板のツボではないようです(こら!)


 「ニトロ博士、海にもぐれ」って、飛行機でどうやってと思ったら、なんと後部が着脱してイカに!


 これはすごい発想ですね。


 飛行艇がイカに変形するとか。


 空から海へというアイデアがすばらしいです。


 さすがは天才ニトロ博士、てかスタッフ?


 とにもかくにも、お母ちゃんを拉致らちった一味は、クラーケンですいすいとレムリア探索へ。


   *


 いっぽう、天候がよくなってモンタナたちはくだんの岩礁を発見します。


 ニーナによると、母が消えたのもそのあたりだとか。


 これはもう、もぐるっきゃない。


 ニーナはさすが海女だけに、楽勝の湖ですいすいと泳ぎますが、モンタナはゴムホースを口にくわえ、酸素を吸入しながらとなります。


 ところがゼロ卿一味がケティを発見。


 浮上して横づけし、勝手に乗り込み、お宝のヒントを探しはじめます。

 

 それに気づいたアルフレッドとメリッサ。


 これはヤバいとばかりに、モンタナを呼ぼうとします。


 ホースの口をちょいとふさいで(汗)


 単純ですが、理にかなっていますよね。


 モンタナはこれはラッキーとばかりに、なんとクラーケンを奪ってレムリア探索へレッツゴー。


 貴様はそれでも主人公か(汗)


 これにはニトロ博士もぶち切れです。


 とにもかくにも、モンタナたちはクラーケンで楽ちんにレムリアの入口へ。


   *


 中へ潜入した一行は、さっそくお宝の山を発見します。


 しかし海水が多く、コスパが悪い。


 そうだ、メカローバーを使おう!(爆)


 てなわけで、ニトロ博士のポンプを無断利用し、海水のはき出しを開始します。


   *


 いっぽう、クラーケンを奪われた一味。


 ゼロ卿はなんと、ケティを海にもぐれるよう改造するように、ニトロ博士に指示します。


 ぶち切れモードの博士はやる気満々です。


 はき出された海水を見て、モンタナたちがクラーケンをいじくりまわしているとまたぶち切れ。


 こちらもいいようにケティをいじくりまわします。


 ケティは無残な姿にされてしまいますが、とにかくこれで一味は海中へ。


 突貫工事にしても、いくらなんでも仕事が早すぎます。


 さすがは博士というべきなのか……


 ただし、ケティがそもそも飛行機ですので、水圧に耐えられるはずもなく、あちらこちらから水漏れが。


 改造ケティをクラーケンに横づけし、泳いでいって奪い返します。


 いや、水圧でペシャンコになるでしょ(汗)


 まあ、アニメですから、そのへんは忖度そんたくしましょう。


   *


 ポンプで海水をはき出すと、そこには扉が。


 中には黄金のオアン像。


 さらにはレムリアの都市に通じると思われる階段まで。


 しかしそこにゼロ卿登場。


 脅迫してモンタナたちをのけさせ、スリムとスラムにオアン像を引っこ抜かせます。


 いつものパターンですが、罠が作動。


 洞窟が崩れはじめます。


 一味はとっととクラーケンで逃げ、モンタナたちもケティで追います。


 メカをいじられ、怒り狂ったニトロ博士は、イカ型魚雷でケティを攻撃します。

 

 しかしモンタナもケティをいじられた怒りで反撃、クラーケンのスクリューを粉々に破壊してしまいます。


 お互いの気持ちはわかりますが、このおそるべき認識の不一致はなんなのでしょうか(汗)


 機動を封じられたクラーケンは、岩礁に激突して大破、リタイアとなりました。


 一味は明後日の方向へ飛んでいきます。


 ケティが飛べなくなってしまったので、モンタナたちは船と化したそれでのんびり帰路につくことに。


 今回も読んでくださりありがとうございます。


 デザインの好みは個人差がありそうですが、機能性は抜群のマシンだったのではないでしょうか。


 シナリオもよかったですしね。


 あと、ニーナかわいい(わかったから!)


 次回のメカローバーは久しぶりの鳥型ですね。


 運送業で有名な(?)あの鳥です。


 ぜひぜひお楽しみ。


 それでは失礼いたします。


 ところでこのエッセイ、だんだん長くなってきてませんか?(汗)

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