38 トナカイ型メカローバー エルリック
<登場メカ>
トナカイ型メカローバー エルリック
<登場回>
第38話 バイカルは燃えているか
<舞台>
ロシア バイカル湖
<お宝>
ロシア帝国の財宝(ダイアモンドの王冠)
<解説>
舞台はロシアのバイカル湖。
お宝はロシア帝国の財宝であるダイアモンド製の王冠です。
メカローバーはトナカイ型。
名前「エルリック」の元ネタはわからずじまいなのですが、少なくとも国家錬金術師の兄弟とは関係ないかと思います(え?)
機能的にはロシアのような厳寒の地に特化しているように見えます。
まず、水陸両用です。
泳ぐときはしっぽがスクリューのようになって、推進力を得ているようです。
前足はアームのように物体をつかむこともできますし、つるはし状にすることで氷に突き刺したりも可能になっています。
後ろ足は「そり」ですね。
角の部分は火炎放射器になっています。
車輪もついていて、これで凍った地面もサクサク進むことができます。
機動力もなかなかのようです。
自分は雪国の住まいなので、個人的にこのマシンは欲しいですね(笑)
車検をとおるかはともかく(汗)
*
財宝を積んだ列車が沈んでいるという情報を得て、バイカル湖畔の村へと向かったモンタナたち一行。
しかし、その話をした途端、村人たちから邪険にあつかわれます。
これは何かありそうです。
しかたなくケティで夜を明かそうとしたものの、なにせ寒いわ寒いわ。
やばいところを村のリーダー格であるユーリ(CV:河合義雄さん)の妻アンナ(CV:木藤聡子さん)と、その息子のイワン(CV:阪口大助さん)に救出されます。
家に泊めてもらえたものの、主人であるユーリは迷惑そうです。
やはり何かあるようですね。
*
そのころスリムとスラムは、ゼロ
例によってゼロ卿は、目的の王冠以外は興味がないのです。
エルリックを内緒で持ち出そうとしたところへニトロ博士登場!
なんと、仲間に加えろとのこと。
大量の延べ棒をゲットして、好きなだけメカ製作の予算にするつもりだったのです。
科学者にとってはいまも昔も、予算は大事ですからねえ(ため息)
てなわけで、三人して夜のバイカル湖へ。
エルリックを使い、延べ棒をしこたま積み込みます。
これが大きな伏線になっていたりするんですね。
*
朝になり、ユーリは近隣住民から、よそ者は早く追い出すようにと忠告を受けています。
なにやらきなくさい雰囲気。
軍用の銃を持っていることなどから、モンタナはユーリが元軍人ではないかと推理します。
いっぽうモンタナたちを発見したゼロ卿。
財宝は村の中にあると推察し、一も二もなくエルリックで強襲をかけます。
イワンが友達と遊んでいるところへ、湖の氷をぶち破り、メカローバー登場!
しかし、延べ棒の積み込みすぎでボディがえらく重くなってしまっため、なかなか浮上することができません。
いぶかるゼロ卿をごまかしつつ、「つるはし」を氷上にぶち込んで、無理くり上陸します。
パニックになる村の衆(コラ)
モンタナたちはケティで応戦しようと走ります。
いっぽうユーリも、モブども(コラ)に臨戦態勢を指示します。
モンタナの推理どおり、彼らは革命の際この地へのがれてきた、ロシア帝国の軍人だったのです。
やはりユーリの指示で、アンナとイワンは山の上にある教会へ向かいます。
そこにもっとも大切な王冠が隠されているというわけです。
*
エルリックの攻撃に、ライフルだの大砲だので応戦する村の衆(コラ)。
ゼロ卿はエルリックを突撃させ、教会へ向かうそりを発見、すぐさまあとを追いかけます。
これはヤバゲー!
*
ケティを動かそうとするモンタナでしたが、エンジンが冷え切っているため、なかなか起動してくれません。
そこへダンディなヒゲの(汗)ユーリ登場!
誤解していたことをわび、熱湯をぶっかけてエンジンを復活させます。
財宝と妻・息子のことを託すユーリ。
ワイルドです(え?)
「やつらには指一本触れさせはしません!」と誓うアルフレッド。
かっこいい!
同じ中の人が演じる某宇宙の帝王とはえらい違いであり、ものすごいギャップです(汗)
声優さんの本気を見た!(震え)
でもアルフレッドはその後、たいして活躍していません(コラ!)
美しい村ですねえ、このわたしが、支配してさしあげましょう!
言ってみたかっただけです、すみません(爆)
*
エルリックがアンナとイワンの乗ったそりに追いつこうとしたそのとき。
ケティ登場!
これもかっこいい演出です。
ロープをぶら下げ、エルリックの角にひっかけて、ぶんぶん振り回します。
ところがその角から火炎放射!
一転してピンチモードです。
高出力の火炎放射によって襲いかかってくるエルリック。
ケティは防戦いっぽうに。
片方の翼に着火し、墜落しそうにもなりました。
そこへダンディ・ユーリ・パパ(汗)からの合図が。
モンタナはエルリックをそちらへ誘導します。
じゅうぶんに引きつけたところで、倉庫の扉が開かれ、大量の干し草が投下されます。
ぶちくらって後退するエルリック。
ゼロ卿の命令で、干し草を焼き払おうとするニトロ博士。
しかしバカでかい塊のうえ、数が多いものですから、焼ききれずに自分へ食らってしまいます。
うん、バカですね(汗)
火の七日間で世界を焼きつくせるほどの火力が欲しかったです(コラ!)
とにもかくにも、炎上したエルリックは、文字どおり火だるまとなって、バイカル湖の底へ。
*
ボディが湖底へ突き刺さり、開いた穴からせっかくゲットした延べ棒がダダ漏れに。
ことの真相に気づいたゼロ卿。
「なぜ延べ棒が積んであるのか、理由を述べ棒!」などと、ハイセンスなギャグが炸裂します(汗)
もしかしたら大友さんのアドリブかもしれませんね。
「へっくしょん、魔物!」といい勝負です(ん?)
結局エルリックは湖の奥底へ沈んでいき、リタイアとなりました。
そしてこのエピソードはのちに、「ユーリ・オン・アイス」として語りつがれるのです(嘘ですよ!)
いやいや、面白かった(俺が)
今回は文句のつけどころがない良回だと思います。
メカローバーもデザイン性・機能性ともに抜群ですし、活躍できたかという点においてもじゅうぶんと言えるでしょう。
いやいや、面白かった(わかったから!)
今回も読んでくださり、ありがとうございます。
次回はフランス革命の露と消えた悲運の王妃にまつわるエピソードです。
尺の概念を覆した伝説の回としても、ファンには知られています。
「メカローバー」は登場しませんが、マッドなドライブが拝めます(汗)
ぜひお楽しみに。
それでは失礼いたします。
今回はじめて三千文字近く書きましたわ(笑)
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