36 トカゲ型メカローバー サラマンダ

<登場メカ>


トカゲ型メカローバー サラマンダ


<登場回>


第36話 地下より永遠とわに・始皇帝の遺産


<舞台>


中国 始皇帝陵しこうていりょう


<お宝>


始皇帝の財宝


<解説>


 舞台は中国、お宝は始皇帝の財宝です。


 キングダム好きの方ならわくわくが止まらない回かもしれません。


 信と政の思い出も、ここにつまっているのですね(え?)


   *


 メカローバーはトカゲ型です。


 名前の「サラマンダ」、より一般に「サラマンダ―」は、四大元素のうち「火」を司る精霊とされ、生物学の世界では、一部のトカゲの種類がこの名で呼ばれているそうです。


 まず、トカゲなのに空を飛べます。


 足の指がプロペラに変形することで飛行が可能となりますが、いくらなんでもオーバーテクノロジーですね。


 翼を広げることで、滑空かっくうモードに入ることもできます。


 トカゲといえば長い舌も特徴の一つです。


 えらくなめらかに可動しますが、材質もメカニズムもまったく不明です。


 これもオーバーテクノロジーといえましょう。


 口から「とりもち」を発射できます。


 モンタナたちはのっけからこれを食らい、ケティのプロペラにへばりついて、身動きが取れなくなってしまいました。


 見た目はけっこうグロテスク風味ですが、久しぶりになかなかの強敵メカといえます。


   *


 上記のとおりケティを操縦不能にされた上、モンタナは河(黄河?)に落ちて風邪を引いてしまいます。


 そこを少女ウー(CV:岩井小百合さん)と祖母のユンタイ(CV:巴菁子さん)に助けられ、家で治療をさせてもらえることに。


 モンタナは漢方薬を調合してもらい、安静にします。


 そしてウーの父親が、ギルト博士の指令にあった考古学者リチー(CV:津久井教生さん)でした。


 療養中のモンタナをウーに任せ、アルフレッドとメリッサはユンタイの案内で、リチーと妻ロー(CV:山口由里子さん)のいる西安へ向かうことに。


 今回のゲスト声優さん、すごいですよね(汗)


   *


 西安にはゼロきょうが先回りしていました。


 リチーをだまして実家へ案内させ、始皇帝の墓に関する資料を奪おうとしていたのです。


 まんまと潜入したゼロ卿。


 トカゲ型もぐもぐバッグ(?)で資料をことごとくかっさらっていきます。


 このバッグ、デザインはともかく意外にかわいいかも(汗)


 モンタナに気づかれ、ゼロ卿一味はサラマンダで始皇帝陵へ。


 モンタナ自身とウーもあとを追います。


   *


 ゼロ卿たちはサラマンダで墓の中を探し回りますが、おかげで文化遺産は穴だらけに。


 これもいつもパターンですね。


 墓を荒らすとは何たるバチ当たり!


 そのせいで洞窟が崩れ、モンタナとウーは閉じ込められてしまいます。


 アルフレッドとメリッサが遅れて駆けつけますが、岩にふさがれてどうにもなりません。


 そこへウーが謎の棒を発見、障壁をたちどころに破壊してしまいます。


 なんと孫悟空の如意棒にょいぼうでした(!)


 得意気にうんちくを語るウー。


 知っておるのか雷電!?(コラ)


 モンタナたちは如意棒を手に、お宝探しを継続します。


 オラにけえれってか(わかったから)


   *


 如意棒が財宝への扉を開ける鍵になっていました。


 そこにはたくさんの兵馬俑へいばよう


 これはきなくさい雰囲気です。


 漁夫の利全開でゼロ卿登場。


 スリムとスラムがお宝を探しますが、罠が作動。


 兵馬俑たちがからくり人形よろしく、手にした武器で襲いかかってきます。


 これはかなりシュール!


 始皇帝の科学顧問はニトロ博士よりヤバい人だったりして(滝汗)


 JENOVA的なものまで作ってあるのではないかと心配になります(宝条?)


 ニトロ博士はサラマンダで突っ込んで、始皇帝の財宝があるスペースまでたどり着きます。


   *


 お宝を発見したものの、その手前には強酸性の河が。


 始皇帝、えげつない!


 ニトロ博士は無理くりサラマンダのしっぽを伸ばし、全員で財宝を運ぶことに。


 そのすきにモンタナたちはメカローバーを強奪ごうだつ、とっとと脱出してしまいます。


 逃げるんだよ~ん(バカ!)


 お宝を守るためとはいえ、これが果たして主人公のやることなのかは微妙です(汗)


   *


 脱出に成功はしたものの、酸の河でしっぽを焼かれ、サラマンダはカエルのような見た目になってしまいます。


 この絵もシュールですね。


 運転はアルフレッドがやっていましたが、自称「自動操縦」が解除され、一同は河の中に。


 いつもゼロ卿らがやる小芝居(?)を思わずやってみたり。


 ゼロ卿らも脱出できたようで(どうやって脱出したのかはともかく)、ボロクズのようになりながらも、いつもの小芝居に興じて幕となります。


 今回は全体的にかなりシュールでしたが、演出的にはなかなか楽しめる良回でした。


 メカローバーもがんばればキモかわいいのレベルですし。


 ただ、機能性は抜群といえますし、デザインはともかく、メカローバーの中ではかなり強かった部類に入ると思います。


 今回も読んでくださり、ありがとうございます。


 次回はクラシック音楽の聖地であるあの場所です。


 「メカローバー」は登場しませんが、「名探偵ホームズ」世代にはごほうび的なマシーンが登場します。


 ぜひお楽しみに。


 それでは失礼いたします。

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