19 蛇型メカローバー バシリスク

<登場メカ>


蛇型メカローバー バシリスク


<登場回>


第19話 ミラノ大捜査線だいそうさせん


<舞台>


イタリア・ミラノ


<お宝>


レオナルド・ダ・ヴィンチの空飛ぶマシン


<解説>


 今回の舞台はミラノ、お宝はレオナルド・ダ・ヴィンチの空飛ぶマシンです。


 メカローバーは蛇型で、名前の「バシリスク」はギリシャ神話に登場する怪物に由来します。


 「王冠の形をしたトサカに、翼が生えている」という、ギリシャ神話の記述をかなり忠実に再現しています。


 その王冠型のトサカがプロペラになっており、翼をばたつかせて飛行が可能です。


 空飛ぶ蛇という発想がまず、すごいですよね。


 背中についている動力源が、全体的なデザインをいろどっています。


 今回はのっけから登場するという珍しいパターンなので、なおさら胸が高鳴ります。


 ニトロ博士は偉大な先輩(?)のお宝を独り占めにしたいらしく、物語を通して奔走ほんそうします。


 中盤、スフォルツェスコ城でお宝であるダ・ヴィンチのマシンを発見したモンタナたち一行。


 機械仕掛けのハトでその様子を盗聴していたスリムとスラムを出し抜いて、バシリスク登場!


 長い舌を伸ばしてマシンを強奪ごうだつしてしまいます。


 すったもんだの際にアルフレッドがバシリスクの内部に入ってしまい、そのままメカローバーは逃走、しかし賢いアルフレッドのこと、身につけている服を少しずつ脱いでいって、モンタナたちへの目印としていました。


 アルフレッドを拉致らちったニトロ博士は、スリムに監視させたうえ、るんるんとダ・ヴィンチのマシンを組み立てはじめます。


 「天才は天才を知る」って、自分のことを天才だと思っていたのですね(汗)


 まあ、わたしは否定しませんが(笑)


 しかしほぼ完成したところへゼロきょうがスラムを引き連れ登場、ニトロ博士は苦々にがにがしい表情です。


 ゼロ卿は摩擦を取り除くための大事なルビーの部品をアルフレッドから取り上げ、彼に続きを組み立てるよう脅迫きょうはくします。


 博士は当然、あわてふためきます。


 やっとこ完成したところへモンタナとメリッサが登場、フックを使ってアルフレッドを乗せたままマシンを奪取だっしゅします。


 スリム・スラムはバイク、ゼロ卿とニトロ博士はバシリスクであとを追うことに。


 鬼ごっこの最中、ダ・ヴィンチのマシンが浮き上がり、スリムとスラムは「飛んだ……」と驚きます。


 このわずか数秒のシーンに、全人類の夢がつまっているような気がして、個人的にうるっときてしまいます。


 スリム・スラムは河へ転落し退場となりますが、バシリスクは引き続き追いかけてきます。


 ニトロ博士は「わしの大事なダ・ヴィンチのマシンを返せ!」とご立腹りっぷくです。


 再びバシリスクの舌を伸ばして捕らえようとしますが、モンタナがそれをウインチに引っかけ、巻き上げれられてコントロールを失い、バシリスクは建物へ激突してしまいます。


 倒したと思ったモンタナ、しかしここでおなじみ「ふぁっふぁっふぁっふぁ!」のBGMが炸裂さくれつ


 まだまだイケるぜ、バシリスク!


 ニトロ博士いわく、なんと「サブシステム」が装備されているそう。


 タツノコ・ファン涙目なみだめ、ドクロベエ・ヴォイスで「ポチっとな」!


 バシリスクはなんと脱皮だっぴ


 ゼロ卿も調子に乗って「レッドスネーク、カモン!」とか言ってしまいます。


 放送当時でも南京北京さんのギャグはレアです(失礼!)


 ですがただ脱皮するだけであり、そのあとまでは完成していないとのこと。


 これも時間と予算の都合でしょうが、完全体が見たかった!


 結局、バシリスクは河に水没すいぼつしてさようならとなりました。


 いやいや、今回はことによると、いちばん好きなメカローバーかつ回だったので、つい熱くなってしまいました。


 この回だけは何度でも見たくなります。


 興奮がさめないところですが、脱線しないうちにこの辺で。


 今回も読んでくださり、ありがとうございます。


 また次回お会いしましょう。


 それでは失礼いたします。

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